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「男子チームでやりたい」と自分から言って入れてもらいました。 元気あふれるプレーの秘密 児野楓香選手(新潟L)の #女子サカ旅

年代別の日本女子代表でも、プレナスなでしこリーグでも児野楓香選手は変わりません。全力でピッチを駆け回り、ゴールにボールを押し込みます。2019年シーズンは日体大FIELDS横浜で活躍。2020年シーズンは大学を卒業しアルビレックス新潟レディースでプレー。途中、怪我のために戦列を離れた期間もありましたが、エース番号の9番を背負い14試合に出場。6得点を記録しました。中山雅史選手、岡崎慎司選手に通じるアグレッシブなプレースタイルが、どこから生まれたのか? 今回は児野楓香選手のインタビューです。まずは6得点の中でも、最も児野楓香選手らしさが出た2020プレナスなでしこリーグ1部 第8節 INAC神戸レオネッサ戦の2点目、背後から来たパスを胸トラップで前に運びDFラインの裏に抜け出してGKとの一対一を決めたゴールの話題からです。

2020プレナスなでしこリーグ1部 第8節 INAC神戸レオネッサ戦の2点目

児野–自分の欲しいタイミングで、ジャストでボールが出てきたので決めるだけでした。一回目で決めたかったけれど、相手も大きいので弾かれてしまって、詰めて、また押し込めてよかったです。

綺麗に1回で入ってもスーパーゴールだと思うのですが、止められて、また押し込むところが児野楓香選手らしくて良い感じでした。

 児野–いやぁ、そうですか?(笑)ありがとうございます。


2020プレナスなでしこリーグ1部 第8節 INAC神戸レオネッサ戦の2点目

 今までに住んでいらした街と比べて新潟の街はいかがでしょうか?

 児野–寒いです。ご飯が美味しいです。ご飯、大好きなので(私に)ちょうど良い感じで嬉しいです。お魚も美味しいです。ホッケ! ホッケが好きです。

 日体大の時と比べて今の生活はどうですか?

児野–去年までは学生だったので授業が生活のメインでしたが、今はお仕事をして練習なので、全然違います。お仕事は楽しいです。職場でいつも笑っていられます。あと(移動が)自転車から車に変わりました。

—アルビレックス新潟レディースの良いところは?

児野–みんな仲良しです。オン・オフがはっきりしています。お互いが、良いライバル心を持って、切磋琢磨できると思います。練習で「今のは足元へ」「こっちへ」と、結構、話したりしますね。そうやってコンビネーションを合わせられたらと思っています。「ゲームでミスしたから、こういうのを練習しよう」と言って、同じ形を自主練で付き合ってもらったりすることがあります。

—特に仲が良い選手はいますか?

児野–みんな(笑)! みんな面倒を見てくれます。

—今の一言でチームの雰囲気が伝わってきますね。

児野–(笑)

児野楓香選手の #女子サカ旅 は栃木県でのフットゴルフ

児野–合宿のときにチーム全員でフットゴルフをやったのですが、写真をめっちゃ綺麗に撮れました。自分、いつも写っていないです。撮る方が好きなので。フットゴルフは初めてだったけれど楽しかったです。池ポチャとかがあるのでスリルって感じ。坂とかもあるので計算して蹴らなきゃいけない。結果は……覚えていないです。多分、下の方です。優勝は……全然、覚えていないです。とにかく楽しかったです。

提供:児野楓香選手

自分のプレーは、今、改革中

—2020年シーズンは予想と比べてどうでしたか?

児野–まずFWとして6得点は嬉しく思います。でも反面、チームが苦しいときに取れなかったところに課題が残るシーズンだったと思います。最後の一押しを、もうちょっと頑張れたらなと思います。

昨年よりも出来るようになったプレーはありますか?

児野–まだ、今、改革中ですが、去年よりキープを出来るようになったと思います……が、まだ全然ダメです。ボールを失うことが多かったので練習しています。(裏に抜けるだけではなく)両方できるようになれば、さらにオプションも増えるので。

—ご自身でお考えになって改革を始めたのか、それとも、監督コーチから課題を与えられたのか?どちらでしょうか?

児野–アルビレックス新潟レディースに来て、監督やチームメートに手伝ってもらって、改革しているって感じです。通常の練習が終わった後に「ちょっと手伝って」と自分がお願いして、チームメートにディフェンスをやってもらったり、パスを出してもらったりしています。質問すると、めぐさん(上尾野辺めぐみ選手)は教えてくれます。

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