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緊急事態宣言 大和シルフィードが外出自粛の運動不足解消に乗り出す

緊急事態宣言発出で外出自粛の運動不足の危機。いち早く危機解消に乗り出したのが、プレナスなでしこリーグ2部の大和シルフィードです。2020年1月8日に新サービス・オンライングループレッスンを発表しました。前回の緊急事態宣言のときに、多くのプロスポーツ選手がリモート会議システムを活用したトレーニングを実施していたことが記憶に新しいです。今回のオンライングループレッスンはZOOMを使い、大和シルフィードのコーチが考案したグループトレーニングに希望者が無料で参加できるサービスです。

新サービスの狙いを大和シルフィードの大多和亮介さんに聞いてみたところ、このようなお答えをいただきました。ファン育成をしながら、健康維持をお届けする、まさに一石二鳥のサービスです。

「プレナスなでしこリーグ1部に参入するが、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の感染拡大で状況が不透明となり、現時点では、スタジアムの観客数を急激に増やすような活動を展開できるかの見極めをできないため、 まずはコミュニティをスタジアムの外に作るところから進めていきたい。」  

大和シルフィードはクラブ内にヨガの指導者がいるため、魅力的なカリキュラムとなりました。運動不足が気になる方は、体験してみてはいかがでしょうか。そして、これは、女子サッカークラブが、ターゲットをセグメントし新たなファンの獲得し育成していく、全く新しい手法だと思います。

大和シルフィードは中学生チームとして1998年に発足し、これまで多くの日本女子代表やなでしこリーガーを輩出してきました。2014年2月に、将来のなでしこリーグ昇格を見据えた一般チームを設立。参入戦を経て、2015年シーズンからチャレンジリーグに参戦。2019年シーズンよりなでしこリーグ2部を戦い、2021プレナスなでしこリーグは1部で戦うことが決まっています。チームカラーはオレンジで、シルフィードという名称は「風の妖精」の意味。「スポーツを通して地域を元気にする」ことを目標に活動しています。

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