【サッカー人気4位】【コラム】監督の電撃交代。その背景と、…

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ASエルフェン埼玉 敗れたがタイトな守備が光る  2021年WEリーグプレシーズンマッチ いs0−1I神戸

自力に勝ると思われたINAC神戸レオネッサですが、なかなかスムーズにパスを繋ぐことが出来ませんでした。その原因はちふれASエルフェン埼玉の守備陣形です。スタート時点では4141の布陣。4と4の距離は近く、その位置は高く、INAC神戸レオネッサに十分なスペースを与えませんでした。半田悦子監督は「相手の良いところを押さえるというよりも初戦だったので自分たちのやってきたことを出していこうと考えて臨んだ」と試合後に話しましたが、筆者の印象に強く残ったのは、INAC神戸レオネッサの持ち味を潰し続けた、ちふれASエルフェン埼玉の粘り強い守備でした。

初采配となった半田悦子監督

守備が光るEL埼玉、ビルドアップのスピードに課題も

4分にバックパスを奪い取ったINAC神戸レオネッサの水野蕗奈選手がゴールキーパー船田麻友選手の股間を抜いて先制点。終わってみれば、両チームの得点はこの1点のみ。1−0でINAC神戸レオネッサが勝利しました。ちふれASエルフェン埼玉キャプテンの山本絵美選手は、試合後の会見で試合をこのように振り返りました。

「早い段階で失点してしまいました。立て直してどうにかそれ以降の失点はせずにやっていきました。今度は、どうやって自分たちがゴールを奪うかを考えてプレーしたのですが、相手ゴールを脅かすところまでは至らずに敗戦となりました。でも、初戦で、自分たちの出来ること、出来ないことが少しずつ見えてきたと思います。

課題だったのは自分たちのボールになった時のビルドアップのところです。トレーニングでは出来ていたけれども、公式戦になって相手のプレシャーの速さに精度が欠けてしましました。スピードを生かした攻撃のところは出来ていたので、今後は精度を上げてゴールを奪えるようにして得点シーンを生み出していきたいです。」

熊谷スポーツ文化公園陸上競技場

昨シーズンとは全く違う3バックのI神戸

ちふれASエルフェン埼玉の厳しい守備にINAC神戸レオネッサは終始苦しみました。公式記録の上では、INAC神戸レオネッサに10本のコーナーキックがありました。しかし、流れの中でちふれASエルフェン埼玉の守備を崩し切ったシーンはありません。

INAC神戸レオネッサは、センターラインでリーダーシップが取れる、軸と呼べる選手がまだ定まっていない状態。ひとまず、この試合では3バックの布陣を敷いています。昨シーズンも3バックを採用した試合がありましたが、この試合では中盤の両翼に置いた選手が竹重杏歌理選手と伊藤美紀選手。幅の取り方も異なり、昨シーズンの3バックとは全く違うやり方です。星川敬監督によると、この試合では中盤の底での起用となった成宮唯選手を本当は前目のポジションで起用したいとのこと。まだ、ポジションも起用する選手も固定できていません。今日の選手起用で、チーム戦術の仕上がり具合を把握するのは難しそうです。とはいえ、2試合連続の無失点。不満の残る中でも、最低限の成果は得たのではないでしょうか。

ピッチコンディションの悪さにも触れた星川敬監督

全国各地で開催される試合に駆けつけINAC神戸レオネッサを応援し、この日も太鼓を叩いていた女性・nakaさんは、2021年WEリーグプレシーズンマッチを観戦し、このように感じています。

「今日は苦戦しているみたいですが、前回の試合(AC長野戦)はテンポ良くボールが回って出来ていたので、今年はいい感じでやれそうな気がします。どのチームも強度を上げてきているので、試合が面白くなると期待しています。」

隙を逃さず得点した水野蕗奈選手

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この試合はCOVID―19(新型コロナウイルス感染症)感染拡大防止の観点からメインスタンドを完全座席指定席とし約1000人を招待した無料招待試合です。

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