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伊賀FCくノ一三重がリーグ前半の大一番を制す

ニッパツ横浜FCシーガルズの奥寺康彦会長がスタンドから見守る、プレナスなでしこリーグ1部前半の大一番。ここまで2失点と、圧倒的な強さを強さを見せつけている首位の伊賀FCくノ一三重に、エース平川杏奈という切り札を有して対抗馬に登ってきたニッパツ横浜FCシーガルズが挑みました。2021年5月16日は、あいにくの雨模様。足元の悪さが、最終的にはニッパツ横浜FCシーガルズのスタミナをいつも以上に消耗したかもしれません。

ニッパツ横浜FCシーガルズが鮮やかな先制点、前半のうちに同点に

立ち上がりはニッパツ横浜FCシーガルズが上手く試合を進めました。 杉田亜未選手(伊賀)に対して權野貴子選手(ニッパツ)、鈴木千尋選手(伊賀)に対して小林ひなた選手(ニッパツ)、森仁美選手(伊賀)に対して小須田璃菜選手(ニッパツ)が厳しくマーク。動きを封じ込めます。 要田勇一監督(ニッパツ)は「試合の入り方は悪くなかった」と振り返ります。8分にニッパツ横浜FCシーガルズの内田美鈴選手が鮮やかな先制点。前半をリードして折り返すかと思われました。

しかしアディショナルタイム3分の終了間際、右サイドでパス交換する間にゴール前に侵入していた三橋明香選手(伊賀)がクロスをバックヘッドでゴールに流し込み1−1の同点となります。

三橋明香選手は、この試合のMVPといって良い大活躍でした。再三見せた、三橋明香選手のドリブル突破を文字で表現すれば「爆発力」や「キレ」というよりも「強さ」と「粘り強さ」。ニッパツ横浜FCシーガルズの立場で書けば「気がつけば突破を許している」という繰り返しでした。

運動量を増やして伊賀FCくノ一三重が主導権を握る

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