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WEリーグのユニフォームデザインを女性視点で「ささゆかチェック」

2021年7月6日に発表された、WEリーグのユニフォームが話題になっています。人気ブランドXーgirlがデザインした7チームのユニフォームはいずれも色鮮やか。女子プロサッカーリーグらしい美しい色使いが特徴です。

今回の #女子サカマガ は女性視点でユニフォームデザインを総チェック。ささゆかさんを迎えて「このデザインの何が良いのか」を検証します。

一般的にユニフォーム発表といえば、その当日にデザインの賛否両論で活発な意見交換が繰り広げられるのがSNSの名物です。しかし、今回は、そんな議論をほとんど目にすることがありません。多くの人の期待に応え、納得のデザインだったのかもしれません。

マイナビ仙台は「新ユニフォーム発表会」を開催しました

注目はマイ仙台の「味」

2020年10月27日に行われた記者会見で「ユニフォームはマイナビのコーポレートカラーであるブルーを予定している。どこかにベガルタ仙台の味が残るようなユニホームに仕上げたい」という発言がありました。味は首元と両サイドに十分に染み込んでいますね。※詳しくはささゆかさんのコメントでご覧ください。

デジタルや電流を想起させるノジマステラ神奈川相模原

松下電器を母体とするガンバ大阪が1995年に「電器」をユニフォームで表現する方法として採用したのが、黄色と黒の大きな稲妻のようなワンポイントでした。それに対して、このノジマステラ神奈川相模原のユニフォームデザインは白い細かなライン等で電流を表現しています。さりげなく美しいデザイン。しかも、その電流は生きているように感じます。見事だと思います。

男性的な大きなワンポイントのデザインだったガンバ大阪。一方、ノジマステラ神奈川相模原はXーgirlらしい女性的なデザイン。今回の7クラブのユニフォームを象徴する対比だったと思います。

Xーgirl“リアルな女の子のストリートスタイル”

Xーgirlのはじまりは1994年夏。ソニック・ユースのキム・ゴードンが、友人でもありXLARGEのショップスタッフでもあったデイジー・ヴォン・ファースと共に立ち上げました。キムとデイジーの着たい服、つまり彼女達のリアルクローズ的なアイテムをXーgirlとして打ち出すと共に、グラフィックやデザインを落とし込んだアイテムを展開し、“GIRL’S MOVEMENT”の先駆者としてファッション業界だけでなく音楽やアートも巻き込んだレディースストリートブランドとして、注目を浴びました。

Xーgirlは現在も、音楽、カルチャー、スポーツ等のストリートシーンから様々な要素を取り込み、”REAL GIRL’S CLOTHING”を テーマに掲げ、BASICで飽きのこないアイテムを時代の変化に合わせながら“リアルな女の子のストリートスタイル”として提案し続けています。

Xーgirlの動画を見ると、今回のユニフォームデザインがなぜ生まれたのかを感じ取れるかもしれません。そんな Xーgirlの持つデザインエッセンスに加えてユニフォームに盛り込むべきクラブのコンセプトやフィロソフィー、そして地域性が差し込まれていることも今回のユニフォームデザインの特徴です。

ささゆかさんは7チームのユニフォームから何を感じたのか?

さて、お待たせしました。ここからは「ささゆかチェック」です。ささゆかさんは、今回のユニフォームデザインをどのように感じたのでしょうか。

ささゆかさん プロフィール 1988年東京生まれ、フェリス女学院大学卒。 外資インフラ広報経験を活かしたマーケティング考察やサッカーマスコット情報を中心に執筆・イベント登壇・youtube出演など活動中。夢は沢山の海外クラブストアを巡り、世界中のマスコットと会うこと。

歴史を大切にしたマイナビ仙台レディースを「ささゆかチェック」

ユニフォームのコメントを頼まれたのに急にソックスの話をします。はい!みなさん、靴下に注目!差し色で、ブランメル仙台を思わせる杜の都仙台をイメージした濃い緑を取り入れているのがわかります。もちろんユニフォームのスカイブルーやゴールドもYKK AP東北女子サッカー部フラッパーズやTEPCOマリーゼ、ベガルタレディースを思わせるもの。以前、マイナビ仙台レディースのエンブレムの記事にも書かせていただきましたが、歴史を大切にしながら新たな一歩を踏み出すフィロソフィーの表現に心打たれます。

マイナビ仙台レディースのエンブレムはフィロソフィー(哲学)や歴史の表現が極めて強い【石井和裕の #女子サカマガ PKど真ん中】

ストリートファッションでおなじみのXーgirl。星モチーフは大胆な☆柄が来るのでは?と予想を立てていましたが、ここはクラブモチーフを大事にした上で引きで見れば、うっすらと☆らしき柄が見えるデザインになりました。

一歩間違えれれば子供っぽくなりがちな星モチーフですが、どんな年齢層の人も着られるデザインに落とし込んだのはさすが。あのクリスチャン・ディオールも「幸運の星」モチーフを伝統的に大事にして毎年プレタポルテを発表していますから、これからクラブの歴史とともにマイナビ仙台ならではの星の解釈が増えていくのが楽しみですね。

見事な調和を保つ大宮アルディージャVENTUSを「ささゆかチェック」

ゴールキーパーを含む全てのユニフォームに埼玉の地域モチーフを採用したのが印象的な大宮アルディージャVENTUS。1stユニフォームのモチーフは盆栽。撮影は大宮盆栽美術館で行われました。盆栽は何か1つが主張してしまうだけでバランスが崩れてしまうものですが、このユニフォームも襟元と袖の落ち着きが全体を引き立て見事な調和を保っているのがお見事。

完成形の美しさだけでなく、成長を含めて慈しむ盆栽とクラブを応援する気持ちが重なるようで素敵なモチーフ選びだと感じました。渋いモチーフだと感じる方もいるかもしれませんが、今や盆栽は若者を中心に見直されているクールな題材。タケオキクチやジャーナルスタンダードでも盆栽モチーフのアパレルが販売されていました。

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