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なでしこジャパンは、なぜ批判されたのか?「ひたむきさ」「最後まで諦めない」アピールの怖さ

なでしこジャパン(日本女子代表)の東京2020はベスト8進出で終わりました。FIFAランキングを常に10位前後で保っていたことを考えると、実力通りの結果に終わったといえるかもしれません。

今回は、東京2020を振り返る1回目です。次回は、なでしこジャパン(日本女子代表)メンバーの遷移から課題を探ります。そして、次週は、この記事を受けて、元なでしこジャパン選手(OG)のご意見を掲載する予定です。

OGから厳しいコメント

まず、なでしこジャパン(日本女子代表)の4試合を思い起こしてください。イギリス女子代表戦、スウェーデン女子代表戦の失点のほとんどは大きな個人のミスが絡んでおり、対戦相手の実力で崩されて敗れたという印象はありません。しかし、試合全体を支配される時間が長く、また、選手たちが慎重にプレーしすぎているように見え、思い切りに欠けたように感じました。

これまで、日本の女子サッカーは「ひたむきさ」「最後まで諦めない」を特徴に世間にアピールしてきました。残念ながら、その特徴に相反するプレーが目立ってしまったことが、なでしこジャパン(日本女子代表)への批判を強めてしまっているように思えます。特に、これまで時代を切り開いてきたOGから厳しいコメントが発表されています。

「勝ちたい、失点をしてはいけない、そういう思いがあったか。全体的に運動量もアクションも少なかった。この試合にかけている思いが、全く伝わらなかった。」澤さん(日刊スポーツ:英国女子代表戦後)

https://www.nikkansports.com/olympic/tokyo2020/soccer/news/202107240001390.html

「テレビの向こうのファンに訴えかける熱量の少なさだ。技術的には素晴らしいものがあると認めながらも、このままでは昔からのファンが離れ、新しいファンも獲得できない」宇津木瑠美さん(東京五輪・パラガイド:スウェーデン女子代表戦後)

https://2020.yahoo.co.jp/column/detail/202107310001-spnavi?page=1

ファン・サポーターからも厳しい意見がSNSに投稿されています。筆者は、サッカー特有のサポーターカルチャーがあることを十分に理解していますが、それでも、ここに日本の女子サッカーの脆さを感じます。

女子サッカーをプレーすることに「タイムパフォーマンス」を感じてもらえるか?

東京2020では、多くの競技の有力選手が期待通りに活躍できていません。メダル候補と呼ばれた選手がファイナルラウンドに進めなかったケースもあります。その原因や課題を指摘する記事は見られますが「ファンが離れる」「思いが伝わらない」という論調を、筆者は他競技の記事から見つけることが出来ませんでした。筆者は、メダル獲得を逃したことよりも、この厳しい論調が女子サッカーの危機を表していると考えます。

次世代の女子が、自分のプレーするスポーツを選択する際に、女子サッカーを選んでもらえるかどうかが、女子サッカー界にとって重要です。なぜなら、現在の女子サッカーは競技人口が少ないからです。競技人口を増やすことが仲間を広げ、強化にも繋がります。現代の日本社会は、少子高齢化。限られた人数の若い世代を、多くの競技が奪い合う構図です。

若い世代はコスパだけでなく「タイムパフォーマンス」も意識します。例えば、その極端な例が「失敗したくない若者たち、映画も倍速試聴するタイパ至上主義」です。2時間の映画を見ることは「タイムパフォーマンス」が悪いと考え、倍速で視聴し、あらすじを把握する人が増えているのです。

埼玉スタジアム2020

「勝てなくて申し訳ない」と「おっほー、すげー攻めてるっす」

女性スタッフだけが働くグラフィックデザイン会社を経営する #女子サカマガ プロデューサーの石橋克江は、ここに危機を感じます。

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