今年のJ2大展望LIVE(1/18(火)22時)【J論】

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初めてのウインターブレイク Yogibo  WEリーグで上位争いをすることで初タイトルが見えてくる 上尾野辺めぐみ選手(新潟L)の細部へのこだわり

Yogibo  WEリーグ開幕直前。日本の女子サッカー史を切り拓いてきた名選手は、所属クラブの歴史が変わる転換期にどのように臨んでいるのかを知りたくなりました。そこで、筆者がインタビュー取材の対象に選んだのは上尾野辺めぐみ選手です。アルビレックス新潟レディース一筋15年間のプレー経験。そして、以前から既にプロ契約をされている上尾野辺選手は、プロリーグのスタートに何を感じているのでしょうか。

ライバルチームをどのように語るのか……何度も、タイトルにあと一歩及ばず涙をのんできたアルビレックス新潟レディースは、今度こそタイトルを獲得できるでしょうか。少ない言葉数、でも、はっきりと伝わる。そして話していて安心感のある上尾野辺選手独特のキャラクターを、この記事から感じていただければと思います。後半では、初めてのウインターブレイク(秋春制)についてもお聞きしています。

プロになれば周りから見られる目が一番変わる

アルビレックス新潟レディースには、サッカーを出来る環境が整っています。ピッチ、トレーニングルーム、食事……サッカーに集中しやすいです。自分が加入したときから、それは、ほとんど変わらず充実しています。

プロ契約選手の先輩として、女子サッカーの転換期に感じていることはありますか?

プロになるとサッカー以外の時間が大切になります。練習後の身体のケア、身体づくりを大事にしてほしいと思います。若いときは、練習後に、少しストレッチをすれば、次の日の練習に臨めましたが、歳を重ねていくと疲労も変わってきます。自分は、睡眠にこだわっています。

プロ契約をする前と後で変わったことはありましたか?

自分の中で変わっていなくても、周りから見られる目が一番変わると思います。ですからプレーの責任感が変わってきます。

プロ化が決まってから、チームの雰囲気は変わりましたか?

選手は、サッカーだけを出来る環境になったので、自主練習、筋トレなどで、みんなの意識が変わってきていると感じます。

プロ化を機会にファン・サポーター対して意識することはありますか?

ファン・サポーターには楽しんでもらうことが一番だと思います。一つ一つのプレーで歓声が湧くプレーを表現すると、見ている方も楽しめると思います。そこから新規のファン・サポーター、今まで女子サッカーに興味がなかった方にも興味を持っていただけたらと思います。

小さな子どもたちに夢を持っていただくことが大事だと思います。でも、子どもたちだけではなく、ご年配の方も楽しめるような、女子サッカー特有の楽しさを伝えていきたいと思います。

ここまで、アルビレックス新潟レディースのファンづくりはうまく進んでいるように感じますが、いかがですか?

「男子の試合は見るけれど女子は見ない」というサポーターも多くいらっしゃると思うので、そういう方にも関心を持っていただける試合をしていかなければならないと思います。WEリーグは、Jリーグとは違ったプレースタイルになると思うので、アツいサポーターはもちろん、家族でご来場いただくファン・サポーターも大事です。一度でも良いので、スタジアムに来ていただければと思っています。そこから、お友達を誘っていただくなど、観客が増えていけばと思っています。まずは来ていただければと思っているので……誰でも良いです(笑)。

世界と戦うために各クラブの技術、球際の強さが大事になってくる

テレビで見ていて、外国のチームが強くなっていると感じました。自分がなでしこジャパン(日本女子代表)でやっていたときは、ボールを前に蹴ってフィジカルでゴール前に進むチームが多かったです。今は、どのチームも組み立てが上手です。意図したスペースランも上手です。それに加えてフィジカルの強さがあるので、手強いだろうなって見ていました。東京2020は衝撃的でした。

代表が強くなるためには国内リーグのレベルが上らなければならないという考え方があります。古い話で恐縮ですが、1993年にJリーグが誕生したとき、日本代表は、まだFIFAワールドカップに出場したことがなく、日本中に「世界で戦うためにJリーグのレベルを上げていかなければならない」という機運がありました。世界と戦える日本にするためにWEリーグを盛り上げるような気持ちはありますか?

WEリーグのレベルが上がらないと、なでしこジャパン(日本女子代表)も強くなっていかないと思うので、各クラブの技術、球際の強さが大事になってくると思います。日本人選手が外国に出て行くのではなくて、有力な外国籍選手が日本にプレーしに来るくらいのリーグにしていかないとなでしこジャパン(日本女子代表)は強くなっていきませんね。

国内で、強い球際のイメージを受けるチームはありますか?

三菱重工浦和レッズレディースですね。

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