2021.09.08

千葉Ｌに強力な外国籍選手２人が加入、WEリーグ開幕前に記者会見

2021年09月08日 18時33分　
カテゴリ：インタビュー • 選手インタビュー
タグ : WEリーグ • ジェフユナイテッド千葉 • ジェフユナイテッド市原・千葉レディース • 女子サッカー

WEリーグの開幕を直前に控え、各チームの戦力が次第に明らかになってきました。気になる外国籍選手は全チーム合計９人でスタートすることになりそうです（記事の最後でご紹介します。当初７人の記載しておりました。申し訳ありません。）。代表クラスの実力派新戦力が、日本の女子サッカーに、どのような新風を吹き込むのか楽しみです。

ジェフユナイテッド市原・千葉レディースは攻撃的ポジションに２人の外国籍選手を補強しました。得点力のアップで上位進出を狙います。２０２１年９月８日に開催された囲み取材（オンライン）で、チームに合流したばかりの２人が報道陣からの質問に答えました。取材は、いずれも明るく和やかな雰囲気でした。今回は、質問と回答をご紹介します。

アレックス・チディアック選手（左）クインリー・クエザダ選手（右）

オーストラリア女子代表選手とフィリピン女子代表選手が加入

アレックス・チディアック選手は、左利きの１０番タイプ。テクニックに優れ、オーストラリアの強豪のメルボルン・シティーやスペインのアトレチコ・マドリードでプレー。オーストラリア女子代表では１７試合に出場しています。

クインリー・クエザダ選手はフィリピン出身。フィリピン女子代表では１８試合で９得点を記録しているストライカーです。レベルの高いＮＣＡＡ１部（アメリカ大学リーグ１部）で６３試合出場の実績があり、長く米国でプレーしてきました。

アレックス・チディアック選手（左）クインリー・クエザダ選手（右）

他の人とは違うユニークなドリブルを見てほしいアレックス・チディアック選手（オーストラリア）

アレックス・チディアック選手

—ジェフユナイテッド市原・千葉レディースの練習に参加した感想を教えてください。

アレックス—日本に来てホッとしています。チームのみんなが歓迎してくれています。

—プレーの特徴を教えていただけますか？

アレックス—自分のプレースタイルは日本のサッカーに似通っていると思います。テクニックを向上してチームに貢献できると思います。

—日本でのプレーを選んだ理由を教えてください。

アレックス—小さいときから日本のサッカーに憧れを抱いていました。特に、最近の日本女子代表は素晴らしいスキルで、オーストラリア女子代表を圧倒していました。日本のチームに加われば、自分はより成長できるのではないかと考えたことが一番の大きな理由です。

日本の、ボールをキープして、しっかりとボールを動かしていくサッカースタイルを気に入っています。スキルをしっかり使っているところは、自分の長所にも通じています。

—ジェフユナイテッド市原・千葉レディースの印象はいかがでしょうか？

アレックス—高いレベルでプレーしていると思います。レベルの高いトレーニングを積んでいる印象があります。

—個人的な目標を教えてください。

アレックス—まずはチームのサッカーに慣れることです。フィールドの中では良い結果を残していきたいです。

—アレックス選手は、既に来日前にプロフェッショナルフットボーラーとしてプレーされていました。プロのフットボーラーの魅力や難しさを教えてください。

アレックス—日本国内にいる「プロになりたいと思う選手」が活躍できる場所、自分のように海外から来日してプレーできる場所が生まれることは魅力だと思います。しかし、難しさもあります。他の仕事と比べれば、一生、給与が保証される仕事ではありません。国を離れてプレーしなければいけないこともあります。家族を連れてこられません。そうした難しさはありますが「自分が好きなサッカーをずっと続けられる」「自分が求めている目標を達成できる」という点は魅力です。犠牲を払いながらもプレーを続けていきたくなる、そして人気を得られるのがプロのフットボーラーの魅力です。

—「女性活躍」を謳うリーグに参加することに、何か思いはありますか？

アレックス—このようなリーグに参加できることを光栄に思います。素晴らしいリーグを立ち上げてくれたと感じています。自分がプレーすることによって、世界の他のリーグや他の団体にWEリーグの活動を広げていきたいと思います。

—アレックス選手のここに注目してほしいポイントを教えてください。

アレックス—ワクワクするサッカーを展開していきたいです。ゴールチャンスを作る、良いパスを通す、ゴールする……ファン・サポーターの期待に応えていきます。自分のサッカースキルの中ではドリブルが特徴です。他の人とは違うユニークなドリブルを披露します。