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WEリーグを伝えるテレビ 「主語が全部大宮アルディージャになる」番組作りとさいたまダービーへの決意 テレビ埼玉 スポーツ局スポーツ部 高山知恵さん

テレビ埼玉の愛称はテレ玉。埼玉県内を放送対象地域としたテレビ局です。WEリーグ開幕を機に、テレ玉は、女子サッカーをどのように伝えていくのか、お話をお聞きしました。数あるテレビ局の中でテレ玉にお話をうかがった理由は埼玉県の特殊性にあります。埼玉県内には、大宮アルディージャVENTUS、三菱重工浦和レッズレディース、ちふれASエルフェン埼玉の3つのWEリーグチームがあるのです。

※トップ画像 浜谷健司(ハマカーン)さんと松村澪さん 提供:テレビ埼玉

スポーツが盛んな埼玉県で様々なスポーツについて伝えてきたテレ玉

そもそも埼玉県内には有力なスポーツチームが多数ありました。大宮アルディージャ、浦和レッズ、ちふれASエルフェン埼玉、埼玉西武ライオンズ(NPB)、さいたまブロンコス(B3)、埼玉パナソニックワイルドナイツ(トップリーグ)埼玉上尾メディックス(Vリーグ)、さいたまディレーブ(JCL)……。

テレ玉は、これまで、大宮アルディージャ、浦和レッズ、埼玉西武ライオンズについて、応援番組を軸に、多くの情報を発信してきました。そして、ちふれASエルフェン埼玉は情報番組等で多く取り上げられています。さらには、高校生の野球、サッカー、ラグビー、バレーボール、ハンドボール等も放送に力を入れています。テレ玉はスポーツをコンテンツの柱の一つとし、充実したラインナップを揃えています。

#女子サカマガ が注目したのは『Ole!アルディージャ』

今回は、テレビ埼玉 スポーツ局スポーツ部の高山知恵さんのインタビュー記事です。大宮アルディージの応援番組『Ole!アルディージャ』を制作されています。この番組は2003年にスタートしました。試合のハイライトや選手の違った一面を視聴者にお見せして、少しでも多くの方に大宮アルディージャを応援していただけるように発信しています。「アルディージャに興味を持ったけれどよく知らない。どんなチームなのだろう?」と思った方にも見やすい番組を心がけているそうです。そんな番組のここまでの歩みももちろんなのですが、筆者がこの番組に興味を抱いた理由の一つはMCの松村澪さんの存在です。女子サッカー経験者なのです。スフィーダ世田谷FCの下部組織でプレーし、その後、成城大学女子サッカー部で主将を務めました。プロフィールを見るとリフティングは3時間掛けて6000回まで続けたことがあると書いてあります。頼もしい存在です。

Yogibo  WEリーグ開幕までの放送と手応えを教えてください。

高山大宮アルディージャVENTUSは新規参入チームなので、番組で新規参入の決定から取り上げました。所属選手は全て新しい選手です。その加入情報を網羅しながら、年末にかけては「大宮アルディージャが女子チームを持つ」ということを視聴者に浸透していきました。視聴者の多くは女子サッカーのことをよく知りません。そうした視聴者を意識しながら、情報をできる限り多く出していきました。特に、選手の顔を出して「大宮アルディージャのエンブレムを胸につけてプレーする選手」であることを伝えてきました。

Jリーグクラブのチームなので、Jリーグをご覧になっている方を対象に女子サッカーの凄さをお伝えするイメージでしょうか?

高山サッカーは地域のものだと思っています。大宮アルディージャVENTUSというチームを知っていただくにあたっては、この地域で活動する大宮アルディージャのトップチームのサポーターはとても大切な存在です。

2021WEリーグプレシーズンマッチで、大宮アルディージャVENTUSのホーム初戦を見て私はとても感動しました。新しく誕生したチームの初戦であるのにもかかわらず、以前からこのチームがあるかの如くスムーズにファン・サポーターが試合の盛り上げに入られました。それが、とても印象的でした。これは、テレ玉が、これまでJリーグをご覧になっていた方に、番組を通して「大宮アルディージャVENTUSも同じアルディージャなのだ」ということを伝え続けてきたことが原因の一つなのではないかと思いました。

高山ホーム初戦にもかかわらずファン・サポーターの皆さんが、トップチームと同じように応援する機運になっていました。初めてだからこその盛り上がりでもありました。(番組内でも)選手たちが社交的な雰囲気を出してくれたので、ファン・サポーターの皆さんも大宮アルディージャVENTUSの応援に入りやすかったのだと思います。

MCが女子サッカー経験者という強み

高山浜谷健司(ハマカーン)さんと松村澪さんがMCを務めています。松村さんは女子サッカー経験者です。小さい頃は鮫島彩選手が憧れの的だったそうです。彼女の視点で女子サッカーの凄いところを伝えていければと思っています。

大宮アルディージャVENTUSの情報をお伝えするプロが女子サッカー経験者だと、より分かりやすい番組作作りになりそうですね。

高山これまで、2021WEリーグプレシーズンマッチやキャンプの取材等を行いましたが、サッカーを見る視点が女子サッカー経験者ならではです。「あれも聞きたい」「これも聞きたい」希望がたくさんあるようですが、それを視聴者向けに精査して番組制作しています。WEリーグの選手の中には一緒にプレーしたことがある人もいるようですよ。 

番組ブログを拝見すると、とても楽しそうです。

高山番組は広くお伝えすることを意識していますが、番組ブログは、番組よりもコアな部分に踏み込んでいます。彼女の思うところが盛り込まれています。

守備的ポジションの選手のインタビューは開幕前に。シーズンの展開までを考慮した番組出演者オファーに脱帽

乗松瑠華選手とスタンボー華選手が登場するインタビューは、とても魅力的な組み合わせですね。これから選手を知りたい視聴者向けに、プランされているように感じます。

高山例えば、この二人の人選では「選手同士の話しやすさ」「JFAアカデミー福島で一緒にプレーされていた」経歴を考慮しました。視聴者も番組に入りやすい経歴でした。ホームゲームで二人の声がスタジアム内に大きく響いていたのが、とても印象的でした。「どのようなことを意識してプレーしているのか」気になったのでお聞きしたくなりました。

それから、守備的なポジションの選手は、シーズンに入ってしまうとピックアップしにくくなるということもあります。どうしてもゴールに絡んだ選手に注目が集まってしまいます。そうした理由で二人の出演をクラブにオファーしました。

そのような理由をお聞きすると、高山さんが、実際に現場で試合をご覧になっているからこそ生まれる番組企画だったと感じますね。

高山現場で得られる感覚を大切に取材しています。できるだけ視聴者にお届けできるようにしたいです。

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