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WEリーグがアニヴェルセル 表参道で『フェムテックジャパン2021/フェムケアジャパン2021』に出展(無料記事)

WEリーグが、これまでの女子サッカーにはない、新たな広報展開を開始しました。2021年10月7日にアニヴェルセル 表参道で開催された『フェムテックジャパン2021/フェムケアジャパン2021』に出展したのです。その狙いと期待される効果は?

フェムテックジャパン2021/フェムケアジャパン2021

Femtech (フェムテック)とは、Female(女性)とTechnology(テクノロジー)を掛け合わせた造語です。女性特有の健康課題をテクノロジーで解決する考え方がベースになっており、多くの企業が新規参入する成長分野となっています。『フェムテックジャパン2021/フェムケアジャパン2021』には、月経ケア、妊活・不妊・妊娠後・産後、女性特有疾患、更年期ケア、セクシャルウェルネス、メンタルヘルス等に関する企業、団体約20社が出展しています。

WEリーグのご担当者は「『女性の課題を解決する』という点でWEリーグの理念と親和性がある。女性マーケットで活躍される皆さんと接点を作りたい。」と、今回の出展理由を話してくださりました。

WEリーグのブース

オリンピック・パラリンピック推進対策特別委員で女性の活躍推進に注力している東京都議会議員の入江のぶこさんは、『フェムテックジャパン2021/フェムケアジャパン2021』とWEリーグの出展について、このように話しています。

東京都議会議員 入江のぶこさん

「『フェムテック』という単語を使うことで、男性が話題にしにくかった生理、不妊治療、乳がん検診、更年期障害といったことについても話せるようになることが大きいです。女性の課題を男女が一緒に解決し、気持ち良く、女性がエンパワーメントできるようになります。

女性アスリートの皆さんは、さまざまな困難を乗り越えて、最高のコンディションで競技に臨んでいらっしゃいます。ご自分の身体のコントロールについて、働く女性に話していただけると、皆さんの力になると思います。アスリートの皆さんのセルフマネージメント力は凄いです。逆に、こうしたご出展で女子のサッカーリーグの存在を、皆さんに興味を持っていただけるとよろしいと思います。」

フェムテックジャパン2021/フェムケアジャパン2021

WEリーグのピッチ外での地道な活動の積み重ねが、未来のファンを拡大するかもしれません。

(2021年10月7日 石井和裕)

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