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親子連れいっぱいのスタンドを沸かせる浦和の圧勝(無料記事)

2021ー22 Yogibo  WEリーグ 第9節、三菱重工浦和レッズレディースは埼玉スタジアム2002にマイナビ仙台レディースを迎え、3−1で勝利しました。この日の三菱重工浦和レッズレディースは、流動的なポジションチェンジを封印することで攻撃をテンポアップ。いるべき場所に味方選手が不在となるシーンは少なく、スムーズなパス回しでマイナビ仙台レディースを圧倒しました。

これまで1失点で無敗だったマイナビ仙台レディースですが、3分に失点し、最後までペースを握ることができませんでした。特に、前半は三菱重工浦和レッズレディースがマイナビ仙台レディースの長野風花選手を完封。マイナビ仙台レディースは攻撃の起点の多くを最終ラインの高平美憂選手に委ねました。後半は、選手交代により長野風花選手がボールタッチする機会を増やしたものの、前線の推進力を欠き、決定機を作ることができませんでした。

松田岳夫監督は「開始早い時間帯の失点で、リズムが全て狂ってしまいました。」と失点を悔やみました。

WEリーグでは初めての埼玉スタジアム2002開催。晴天に恵まれ、13時キックオフということもあり4千509人のファン・サポーターが集まりました。特にバックスタンド1階席の上段は、程よく埋まり、とても良い雰囲気に包まれました。特徴的だったのは、親子連れの多さ。Jリーグでも見られないくらいに多数のちびっ子ファンが前列に詰めかけ、ピッチ上に熱い視線を向けていました。きっと、この日の楽しかった体験が、再び、このスタジアムに足を運んでくださる原動力となることでしょう。

(2021年11月13日 石井和裕)

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