WEリーグのタイトルパートナー活動を通して「ストレスのない社会を実現する」 Yogibo(ヨギボー)を展開する株式会社ウェブシャーク
快適すぎて動けなくなる魔法のソファYogibo(ヨギボー)を展開する株式会社ウェブシャークはWEリーグのタイトルパートナーです。今シーズンのWEリーグは2021−22 Yogibo WEリーグとして開催されています。
筆者はYogibo Store 御堂筋本町店を訪ねました。広い店内には、たくさんの商品が陳列されています。最も強く印象に残ったのは、ショップスタッフが丁寧に、かつ売り込みすぎないフレンドリーな接客をされていたことです。Yogiboの商品は体験商品なので、まず、実際に座って見ることが重要。気持ちよく体験できるStoreです。
コロナ禍、自宅で過ごす時間が長くなると、Yogiboのありがたさが分かるといいます。そう、WEリーグのDAZN観戦も「Yogibo Max(ヨギボーマックス)」の上からが快適です。
日本のジェンダーギャップ指数はG7の中では最下位という現実
今回は、株式会社ウェブシャークの岸村大安さんに、お話をうかがいました……が、本題に入る前に、悲しい現実を見ておく必要があります。
日本国内では「女性の活躍推進」が謳われて久しいですが、世界から見た日本は「ジェンダー平等」が未達成という評価となっています。2021年の日本のジェンダーギャップ指数ランキングは156カ国中120位と、先進国の中では最低レベルです。G7の中では最下位という結果になっています(出典:Global Gender Gap Report 2021)。そうした、日本の現実を心の片隅に置いて、岸村大安さんのインタビュー記事をご覧ください。
女性の活躍を証明できる場が必要だと考えていた
岸村—弊社は社会への貢献を通して「ストレスのない社会を実現する」ことを目指し活動しています。
例えば、社会貢献の団体に広告出稿という形で持続的な社会課題の解決を共に目指す「TANZAQ」( https://tanzaq.jp/ )という活動も行っております。また、総合格闘技「RIZIN」への協賛や自動車レース「SUPER GT」への参戦などスポンサードマーケティングに力をいれており、TVCMではリーチできない層へアプローチしています。そういう商業的な視点もあるのですが、重要なのは、コロナ禍で興業を打てない団体の下支えをするというところです。
弊社の従業員は男女比が50:50くらいです。性別に関わらず優秀な人材が適材適所のポジションを得ています。弊社代表の木村誠司は、世の中の企業の従業員は男女比が50:50に近づいていないことを課題と考えていました。この世の中に女性の活躍を証明できる場が必要だと考えていました。
女性の社会進出を支援したいという意思を表明していたところ、WEリーグのタイトルパートナーのお話をいただきました。初めての女子プロサッカーリーグが、どれだけ盛り上がるかまでは分からない……けれど、弊社がやりたいこととはマッチする。だから、手を挙げさせていただきました。
「ストレスのない社会を実現する」といっても、世の中には様々なストレスがあります。例えば、女性には、男性には感じにくい「なかなか社会に進出できない」というストレスもあります。「差別に立ち向かう」ストレスもあります。そういったストレスも含めて、世の中から全てのストレスをなくしたいです。
Yogiboは、ビーズソファをはじめインテリア家具・生活雑貨等リラックスアイテムで肉体的なストレスを軽減することができます。でも「差別に立ち向かう」といった社会的なストレスをリラックスアイテムで解消することまではできません。だから、それは、協賛活動、社会貢献活動で実現していきます。
—トータルで、全てのストレスを解消していくのですね。
岸村—代表の木村は「社会のためにならないビジネスはやる意味がない」という考えを持っています。いかに、社会に良い影響を与えていくのかについて重きを置いてビジネスを展開しています。
—WEリーグの理念「女子サッカー・スポーツを通じて、夢や生き方の多様性にあふれ、一人ひとりが輝く社会の実現・発展に貢献する。」は、働く皆さんにとって、どのように感じましたか?
岸村—「ドンピシャ」だと感じたと思います。弊社は「女性が活躍するのは当たり前」という社風です。逆に「女性活躍と言わなければならない社会がおかしい」という考え方です。「女性活躍」を言わなくても良い社会を目指したい……だから、WEリーグを応援するという感じですね。
WEリーグは、これから盛り上がってほしい
—ここまでの、社内外からの反応や手応えはいかがですか?
岸村—取引先から声をいただいています。社内では、サッカー好きの従業員から「凄い」という声をもらっています。ただ、まだ、総合格闘技「RIZIN」や世界最高峰の自動車レース「SUPER GT」ほどの、実感できる効果は出てきていません。これから盛り上がってほしいと思います。女子プロスポーツ自体が男子スポーツと比べてマーケットが小さいので、これからですね。コロナ禍の影響で来場者数が伸びないので、女子サッカーの実際の人気を計りづらいです。
—例えば、RIZINですと「Yogibo Max(ヨギボーマックス)」を使用した勝利者賞の贈呈のようなシーンがネットで拡散されやすいですね。
—DAZNで配信されるCMが素晴らしいですね。
岸村—タイトルスポンサーの契約をした後で、DAZNで試合を配信することが発表になりました。そこで、タイトルスポンサーになった理由の「女性応援」をテーマにCMを制作することになりました。
—Yogibo Storeでの接客と同じで、押し付けることなく、語りかけるようなトーンなので、最後まで見てしまう視聴者が多かったのではないかと思います。
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