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Jウォッチャー ~日本サッカー深読みマガジン~

「(入場者数は)V字回復と明言できるまで回復したわけではない」~PUBレポートメディアブリーフィングでの村井チェアマンによる説明(1)~


2016年12月21日、J.LEAGUE PUB Report 2016 winter 発行に関するメディアブリーフィングを開催し、村井チェアマンがおよそ1時間半に渡って2016シーズンの総括と2017年以降のシーズンの展望について説明と質疑応答を行った。

PUBとは・・・
「Participate」(参加して)
「Understand」(理解して)
「Build」(共につくる)
の頭文字で、1年に夏と冬の2回レポートとして発行し、さまざまな角度から眺めたオンザピッチやオフザピッチ客観的なデータや重要戦略の進捗を振り返り、それらの変化の兆しなどをまとめている。2016シーズンのJリーグを振り返る上で、良かったことも悪かったことも包み隠さず掲載している。(PUBレポートサマリー資料より)

今回から数回に渡って、村井チェアマンによるPUBレポートによる2016シーズンの総括、2017シーズン以降の展望についてお届けする。

~村井チェアマンによる挨拶~
昨日のJリーグアウォーズではお世話になりました。なんか(MVPの)中村憲剛選手はもう少ししゃべりたかったんじゃないかなと思いました。本当はため息をつきながら考えに浸って、あの場で突然発表されたのでいろいろ考えていたんじゃないのかなと思いました。もっと話を聞きたかったなと思っています。相当タイムコントロールしていましたので、もし途中で切ってしまっていたら申し訳ないなと思っています。もし皆さんの方で彼の思いを聞き出すことができるなら、聞いて欲しいなと思っています。

というのも、アウォーズに関しては一昨年相当ダメ出しをしていました。一昨年は今年と同じく横浜アリーナで行いましたがダラダラと3時間くらい近く見ていてうんざりする間延びした運営でした。スタッフにもだめだこりゃと言いました。スタッフもいろいろと考えて、(昨年は)場所の手配ができなかったこともあるんですが、ホテルの会場でVIPがビュフェスタイルで食事をしながらというスタイルで行いました。そこではサポーターをお呼びすることもできませんでした。私が(その前に)バロンドールの式典を見ていまして、TVで放送して数限られた人がそこに着席しているスタイルという事で行いました。そこにいらっしゃったお客様は一定の満足されたんですが、選手たちの表情もサポーターの前でないと輝かないと思いました。そして今年はJリーグを支えて下さった皆さんをお呼びして称え合う場にしようと、比較的コンパクトにできたのかなと思います。またみなさんからご意見があれば頂戴しますのでぜひお願いします。

~村井チェアマンによるPUBレポートの説明~
皆さんから情報をいただくことで走りながら考える軌道修正することを恐れずにしていく、その中核的な存在がこのPUBレポートです。昨年も出しましたが、シーズンが終わって1週間で入稿しました。体裁を整えて発表するというよりは、まだホカホカのうちにみなさんに素材を提供して、皆さんからいろいろと突っ込んでいただいた方がいいだろうという事でPUBレポートの第1号を1年前からやりました。今年の夏にも発行させていただき皆さんと共有させていただきました。夏号ではいかにJリーグがいけていないかを、徹底的な比較の中でいけてないか徹底的に掘り下げていきました。今回一週間で仕上げましたので、相当数の間違いが、みなさん間違い探しをやっていただければと思います。

魚と情報は天日にさらすと日持ちが良くなる、もしくは魚と組織は天日にさらすと日持ちが良くなる。隠しておくよりも出しておく方が良いだろうということで今回も発表させていただきます。見ればわかることはなるべく省略させていただきますが初めてご覧になる方もいらしゃるのでお手元の冊子をご覧いただきながらざっと説明させていただきます。

大会の結果等についてはよろしいかと思いますので、28ページ、入場数の推移が出てまいります。

さすがデジタルの時代で、一番上がリーグカップ戦となりますが、お手元の冊子だと直近3年間で激減しているかのようになっていますがそれは間違いです。ルヴァンカップが激減しているわけではないので修正して出させていただきます。大会方式の所でも振り返りますが一見すると増えているようですが、いろいろなものが見えてまいります。

チェアマンに就任したのが2014年の1月でした。2013年の数字が発表されたかされていないかの微妙なタイミングで、私自身がチェアマンになることを認識していました。その時は12月の第1週まで試合をしていました。2013年の数字を認識していたのか微妙ですが、2009年を頂点に2011年は(東日本大震災の影響で)異常値としても、2013年の数字を見ても頂点と頂点を比較しても、なだらかな減少傾向であるというのが就任当時のJリーグでした。
2014年からJ3が始まりましたが、J3をやっていなかったらたいして変わっていなかったかもしれません。図にあるようにV字回復と明言できるまで回復したわけではありません。J3が始まったことに寄る効果、J1・J2でなだらかな上昇傾向というのが今の直近の入場者数への認識です。

増えた内訳ですが、明治安田生命様が22万人動員してくれいるとか、吹田スタジアムで平均で1万人増えているのでそれだけで10数万人増えているとか、個別に見て行くと、まだまだ楽観できる状況ではありません。
結果論としてみれば、確かにJ3も含めていいスタジアムができて パートナー様と強い連携で上昇基調に回復しているとV字に回復していると見えますし、厳しい見方をすればまだまだ楽観できる状況でないと思っています。このあたりは皆さんの方で分析をしていってもらえればいいかなと思います。
28ページは昨年との比較です。J1もJ2もおかげさまで増えることができました。J1に関しては大会方式の絡みもありますので後ほど細かく見てまいりたいと思います。

※グラフ:J1・J2・J3全クラブの広告料収入・入場料収入の推移(単位:億円)

この中で、ビジネス面について見てまいります。30ページの下の折れ線グラフを見てください。クラブの収支は大幅に改善しています。491億円というのはクラブに入る広告料収入です。クラブが史上最高の広告料収入となっています。入場料収入も179億円ということでクラブの史上最高入場収入も過去最高の数字となっています、また視聴率なんかもP31の右側、直近3年間の数字ですが4.1%という数字になっています。後ほど2ステージ制のところで詳しく見てまいります。視聴率も若干あがっていますが、CSの数字を抜くと伸びていません。もちろん優勝が決まるリーグ戦と決まらないリーグ戦という違いがありますので、後ほど細かく見てまいります。

(2)へ続く

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