FC琉球への是正通達3点。2期連続赤字の愛媛について。~クラブライセンス判定結果発表および説明会より(7)~
9月26日、JFAハウスにて、2018シーズンに関するJリーグクラブライセンス判定結果発表および説明会が開催された。
会見にはJリーグ経営本部クラブ経営戦略部 部長 兼 ライセンスマネージャーの青影宜典氏が出席し、説明を行った。
今回は会見での青影宜典氏の説明を中心に、Jリーグクラブライセンス判定結果発表を掘り下げていきたい。
○青影宜典 Jリーグ経営本部クラブ経営戦略部 部長 兼 ライセンスマネージャー
2-6是正通達のご案内でございます。
FC琉球に出された是正通達3点
是正通達とはということで、改めてご案内しますが、ライセンスの交付判定に付帯して、クラブ経営上是正すべき点があるとFIB(クラブライセンス交付第一審機関)が判断したクラブに対し、是正措置を通達をするものです。これはJリーグライセンス交付規則第15条にのっとってやるものです。
【参考】
Jリーグライセンス交付規則第15条〔FIBの権限および義務〕の(6)を抜粋
(6)FIBパネルは、Jライセンス交付の可否を決定するにあたり、ライセンス申請者に対し、付帯事項としてクラブ経営上の是正措置を通達することができる。
Jリーグ クラブライセンス 交付規則(PDF/11ページ目)
趣旨としては、「FIBによる制裁またはクラブライセンス不交付」という強制力を行使する前に、クラブが自ら経営を改善し「債務超過」および「3期連続赤字」といった財務基準に抵触しないように、FIBから強い指導を行うものです。
今回の判定におきましては、先ほどご案内したとおりFC琉球にこの是正通達が行われました。
是正通達の概要は以下の3点です。
①2017年度予算進捗をJリーグに定期的に報告すること
②2018年度予算編成時にJリーグに事前に説明すること
③ガバナンスの改善や内部統制の見直しを実施し、Jリーグに進捗状況を報告すること
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