Jウォッチャー ~日本サッカー深読みマガジン~

「(PKのやり直しのタイミングは)IFABとの議論の中の一つのポイントでした。PK戦そのものが成立していないと考えるべきだと。だとしたら1人目からやり直すべきだと結論づけました(JFA・須原氏)」~天皇杯における競技規則適用ミスについての記者向けブリーフィング(3)~

6月11日(月)、日本サッカー協会は、6月6日(水)パロマ瑞穂スタジアムで開催された天皇杯第98回全日本サッカー選手権大会2回戦、名古屋グランパスvs奈良クラブの試合において、次ラウンド進出チームの決定に直接影響を及ぼす、担当審判員による明らかな競技規則の適用ミスがあり、ペナルティーマークからのキック(PK方式)を一人目からやり直すことを発表しました。

この件について、JFAハウスにて記者向けブリーフィングが行われ、会見にJFAの須原清貴天皇杯実施委員長と小川佳実審判委員長が出席。
今回の事象について説明を行いました。会見でのコメントを数回に渡ってお届けします。

(3)はこちら

Q:(小川さんへ)今回の競技規則の適応ミスなんですが、もともとあった規則なのでしょうか?
「(競技規則の中で)PKの項目(サッカー競技規則第14条)ところにありまして、2017-18シーズンからこの規則が適用されています。それ以前は、入った場合はPKのやり直し、入らなかった場合はキッカーに警告。新しい規則からは不正なフェイントとみなしキッカーに警告となりPKはミスとなる。そのPKが試合中であれば間接FKで試合が再開されます」

※サッカー競技規則第14条 (競技規則/PDF

(残り 2207文字/全文: 2733文字)

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