Jウォッチャー ~日本サッカー深読みマガジン~

「Jリーグは12年毎にビジョンを作っていく。一回作ったら何十年も変えないのではなくて、常に機能的に修正していく(村井チェアマン)」~J.LEAGUE PUB Report 2018発行報告会より~(5)

2018年12月19日、JリーグはJFAハウスにて、J.LEAGUE PUB Report 2018 発行報告会を開催した。

PUBレポートはこちら

今回から数回に分けて、村井満チェアマンの説明を追いながら、PUBレポートについて見ていきたい。

(4)はこちら


○村井満Jリーグチェアマン
5つの重点戦略というのが、今まで(ここまで皆さんに)お話した内容ですが、今後みなさんとお話している時に使っていこうと思っているのが、社内では『団子3兄弟』と呼んでいるものです。この輪っかが主に社会との関係性の輪っか。ここがサッカーをご覧になっていただくファンとの輪っか。これが最終的に収入やビジネスとか放映権とか経営の収入面・ビジネス面での輪っかです。

□緊急的な打ち手だった5つの重点戦略からJリーグの中長期的な戦略を定義していく

これ(5つの重点戦略)からからこれになぜ変わるのか社内でもまだ少し消化不良の部分もありますが、これはどちらかと言うと、緊急的な打ち手という認識がありました。とにかく売り上げが減れば、クラブの収入も減りますしリーグの収入もグッと落ちてきます。それからマーチャンダイジング、グッズも売れなくなる。そして放映などの露出も無くなる。負のスパイラルに入っていったあの延長線上で、Jリーグは2ステージ制導入に舵を切る判断を大東チェアマンをはじめ当時の理事会でしました。Jリーグも『窮すれば通ず』ということを信じて勝負に出ました。そういった意味では危機的な状況でした。

(残り 1536文字/全文: 2164文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ