Jウォッチャー ~日本サッカー深読みマガジン~

「(湘南の)眞壁さんの方からは、『今回はある意味ヒューマンエラーでもあるので、人間のレベルを上げていくことに尽きると思います』というコメントをいただきました(村井チェアマン)」~2019年第5回のJリーグの理事会より(1)~

5月23日、JFAハウスにて2019年5回目のJリーグの理事会が行われ、理事会後に記者会見が行われた。

今回も数回に分けて、会見の様子をお届けします。

●村井満チェアマン
「まず今日は理事会の冒頭でいくつか共有事項がありました。
ACLに関しては、広島に続いて浦和と鹿島がグループリーグを突破することができました。残念ながら、川崎Fが最終節健闘したものの勝点及ばずということでした。今年度のグループステージの勝点を比較すると、日本勢が勝点43、韓国が41、中国が37ということで、当初4クラブが1位で通過しようという目標には及びませんでしたが、なんとか頑張ってくれています。
今年度12月時点全てのアジアの試合が終わったタイミングで、今後のACLの出場枠が決まります。現在日本は東地区で3位ですので、出場枠は2+2ですが、3+1に返り咲くことができます(※)ので、ラウンド16で日本勢同士の対戦もありますが、一つは抜けるということですので、残り2チームは最後の最後までノックアウトステージで頑張ってほしいです。

【ミニ解説】
AFC Ranking(AFC公式)
現在、アジア東地区の1位は中国(100)で、2位が韓国(90.197)3位が日本(85.843)となっている。
2021年以降の日本の出場枠は、2017~2020年までのACLの日本勢の成績によって決まる。これまでは、代表チームの成績(Fifa Points)も加味されていたが、2021年以降の出場枠は100%クラブの成績(Club Points)が反映されることとなっている。東地区の1位と2位のチームにはACL出場枠が3+1(3チームが本戦へストレートイン、1チームがプレーオフから出場)が与えられる。

【再掲載】「制度上の問題で相当危機的な問題(村井チェアマン)」2017年のACLで日本勢が絶対に勝ちたい理由。【解説】

それから、(浦和vs湘南戦の)ゴールの判定を巡って、国民の多くの皆様の議論を巻き起こす状況となっております。私もゲームを埼玉スタジアムで見ていて、試合終了後にメディアの皆さんにお話させていただきました。こうしたことを今後少なくしていくために、JFA・Jリーグが協力して努力していかなくてはいかないと改めて確認をさせていただきました。現在審判委員会の中で議論しているとのことですが、今後具体的な部分においても議論になっていくのかなと思いますが、今日の理事会では各論の議論にはなっていません。

今日出席した中には、小川審判委員長や湘南の眞壁さん(株式会社湘南ベルマーレ 代表取締役会長)が理事として出席されていたのでコメントをいただきました。趣旨としては、今後我々としては改善策をしていこうということでございます。
眞壁さんの方からは、『今回はある意味ヒューマンエラーでもあるので、ヒューマンエラーに関しては人間のレベルを上げていくことに尽きると思います』というコメントをいただきました。例えばアディショナルアシスタントレフェリーにしても、6人の中でのコミュニケーションが必要になりますし、VARを導入しても最終的にはレフェリーが意思決定していくので、人間が介在する余地がある程度あります。こうした意味でも機械を導入すれば解決するわけではありません。ゴール判定を行うゴールラインテクノロジーもあるので、それも一つの解決策かもしれませんが、このゴールラインテクノロジー一つでレフェリーの問題全てを解決できるわけではありませんので、全体のレベルアップをどうような考え方で進めていくのか、今後協議していくことを認識しています。

(2)へ続く

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