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Jウォッチャー ~日本サッカー深読みマガジン~

「今のタイムラインで2021年にJ1全試合で(VARを)導入できるようにすることを逆算していくと、今シーズンから始めなくてはいけないと判断してやっています(村井チェアマン)」~2019年第5回のJリーグの理事会より(3)~

5月23日、JFAハウスにて2019年5回目のJリーグの理事会が行われ、理事会後に記者会見が行われた。

今回も数回に分けて、会見の様子をお届けします。

(2)はこちら

~質疑応答~

●村井満チェアマン

Q:浦和vs湘南戦の審判の話で恐縮ですが、小川審判委員長から、今日行われた理事会で議題に挙げたいという依頼やお願いはあったのでしょうか。
「本件についてのJFAというよりも審判委員長という立場で、小川さんからJリーグ側に丁寧な説明がありました。繰り返しになりますが、これを改善していくために今後しっかり協議していきたいという話がありました。Jリーグの理事の皆さんに対しては、こうしたことをまた一緒に協議していきましょうという提案があったという認識です。ただ具体的にこういった形で提案しますというような突っ込んだところまでの話は今回ありませんが、当然テクノロジーを活用した案や追加副審のような案、実際VARを使う案は動いていて、ルヴァンカップのプライムステージから導入が決まっています。それを踏襲するのか、どちらかにするのか、重ねるのかというような各論までは今日は話は出ておりませんが、一緒に考えていきましょうという提案があったと認識しています」

Q:確認なんですけど、6人制で審判をするのは(追加副審の採用は)、昨年テストで実施したと思いますが、今年シーズン初めから導入しなかったのは何か理由があるのでしょうか?例えば審判員が足りないとか、金銭面とか・・・。
「追加副審を導入して、レッドカードやイエローカードなどのペナルティエリア近辺での悪質なファウルが減少し、けん制が働いているという総括やいくつかの観点の振り返りがあって、一定程度の成果があること認識していました。ただ世界の潮流がFIFAワールドカップロシア大会でVARが導入され、今後主要大会のデファクトスタンダードの一つとなっていくという方向感があったため、JリーグとしてはVARを入れていくことは(追加副審での)けん制機能にも寄与すると認識しました。ゴール前の微妙な判定はある程度解決できるなど、VARを導入すれば追加副審の機能は含めて解決できるという認識でしたので、ルヴァンカップで導入することを決めました。

ただ、FIFAが相当細かく設定しているVARのトレーニングステップがあります。例えば対象者にどのくらいの行程で、どのくらいのカリキュラム内容をどの程度の時間実施しなくてはいけないかということを厳格に指定しているという認識を持っています。それが今できるステップは設備面や予算面トータルで、ルヴァンカップからやっていこうと決めました。そのタイミングで追加副審の導入の対応は止めようという判断をしました」

Q:(追加副審は)昨年の限られた試合で導入したと思いますが・・・。
「追加副審の導入は、2016年のルヴァンカップ準決勝以降、チャンピオンシップ、2017年、2018年はルヴァンカップ全試合で導入した実績があります」

Q:ということは、昨年は追加副審をテストして、今年はVARをテストして、例えば来年何か別のテストをするのかはわかりませんが、中長期的な観点だと、今はテストの段階と認識していたということでしょうか。

「そうです。VARの正規の導入に関しては、すぐできるものではなくて一定期間の養成期間が義務付けられています。VARを導入すれば、追加副審の機能が含まれるため、追加副審はいったん止めてVARの育成に集中しようというのが、我々の2019年シーズンでの判断でした」

Q:VARについては、昨年FIFA指定の養成機関をおそらく14~15人受けて資格があるとのことで、今年は40人くらい養成を受けているとのことですが、Jリーグとして追加副審よりもVARの方が良いということで、今年VARを試すということですか。

「そういうふうに審判委員会が意思決定をして、Jリーグはその対象試合をルヴァンカップのプライムステージにしました。全ての前提として、日本のレフェリーのプランニングやトレーニング、割り当ては、全てJFAの審判委員会の管轄事項です。実際VARを導入するにあたって、Jリーグの試合でする場合は、どこの試合でするかの判断をJリーグがする立場にあります」

Q:Jリーグが判断して、じゃあ今年はVARのテストをOKとしました。その期間は今年のルヴァンカップのプライムステージからとのことですが、当初の予定としてテストの期間は今年のルヴァンカップと決めて、来シーズンをどうするのかは決まっているのでしょうか?

「今確定しているのは、ルヴァンカップのプライムステージで、FIFAの認定を獲得するためのトレーニング期間として場として提供します。翌年以降は今シーズンの振り返りも含めて決めていきます。JFAサイドもまだ決めていないと聞いていますが、今後さらに対象試合を広げていき、今のタイムラインで2021年にJ1全試合で(VARを)導入できるようにすることを逆算していくと、今シーズンから始めなくてはいけないと判断してやっています」

Q:追加副審を採用するのは、8月からということですが。

「追加副審を8月以降導入するかはどうかは、このあと決めることになると思います」

Q:来年以降どうするかは、現段階でJリーグとして審判委員会が提案するまで意見はないのでしょうか。
「我々に決定権はありませんし、決める立場ではありません。ただJリーグという重要なフィールドでの誤りでしたので、これを無くしていくために協力してどうするかを我々は全力を挙げるべきなので、一緒に議論しましょうということになっています」

Q:Jリーグから提案していきましょうとおっしゃった理事はいなかったのでしょうか。
「具体的な各論の議論にはなっていませんので、今日の場ではそういうところでの議論にはなりませんでした」

VARのトレーニングについて「将来導入する試合数を増やすとすれば、よりトレーニングしなければいけないので、40人以上のトレーニングを計画しています(Jリーグ・黒田氏)」2019年度第1回Jリーグ理事会後の会見より(3)

【ミニ解説】「(VARが導入された)3年前に戻ってVARの導入に関して何か変えられることができるのであれば、コミュニケーションをきちんとやっておくべきだったと思います。それはVARへの理解をきちんとできていなかったということがあります」

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