【サッカーパック人気2位】 いわゆる「華試合」ではあったけれども(2019年7月19日@日産)

Jウォッチャー ~日本サッカー深読みマガジン~

競技力と経営力の相関に関する調査について「『なんとなく感じていた課題感がそのまま数字やデータに出ているので、これは非常にわかりやすい。定点・経年で観察したい』という意見がありました(村井チェアマン)」~2019年第5回のJリーグの理事会より(4)~

5月23日、JFAハウスにて2019年5回目のJリーグの理事会が行われ、理事会後に記者会見が行われた。

今回も、前回に引き続き、記者会見での質疑応答部分をお届けしています。

(3)はこちら

Q:理念強化配分金についてですが、鹿島は育成、普及・振興について記載がありません。これは育成、普及・振興について理念強化配分金を使ったけれども、内容は発表しないでほしいということだったのでしょうか?それとも理念強化配分金を使っていないということでしょうか。
※経営企画部財務企画担当 太田氏が補足説明
「(強化理念配分金の)審査の方を手伝わせていただきました太田です。詳細を説明させていただきます。
今回報告いただいたのは、あくまで支給した4億円をどういった使途で使ったのかということの報告です。その内訳としていただいたのが、今回は選手の獲得および設備投資のところであって、アカデミー部分については4億円を充当していないという形での報告となっています。ですので、一切そういう活動をしていないというのではなくて、あくまで内訳として提示していることになります」

※村井チェアマンが追加副審の質問に対して補足
「ルヴァンカップで全試合導入してきたという経験がありますが、追加副審の経験者やトレーニングを受けた人は一定数おります。いろいろな予算措置や段取りが合意できて導入となった場合、FIFAの基準のVARは急にクリアできないと思いますので、現実的な手段としては追加副審は非常に有効な手段だと考えられます。

今日少し冒頭申し上げましたように、ある種のヒューマンエラー、例えば、ある人からは見えていた、ある人からは見えなかった。それが短時間で合議がなされて判断ができるかどうかという、人間のコミュニケーションの領域のテーマがあると認識していました。例えばそれが(追加副審で )6人になったところで-主審に対する遠慮があるかどうかわかりませんけど-主審に対する遠慮があったり、色々なコミュニケーションが瞬時にできなければ、人数を増やしたところで本質的な解決になりません。テクノロジーを入れて解決できること、人数を増やして解決できること、人間間のコミュニケーションをしっかりやらなければ解決できないもの。そのあたりをちゃんと分けて、そういう議論をしていきましょうという発言は今日ありました。どこの試合で予算をいくらかけてどうやってという具体的な各論までは至りませんでしたが、大きなテーマ感は共有できたのかと思っています」

Q:競技力と経営力の相関に関する調査について。すでに6クラブが実施し、重要な資料だったという話でしたが、受け取られたクラブの実行委員の皆さんは、具体的にどう生かせるかという感触を持っているのかお聞きになっていますか?

競技力と経営力の相関に関する調査実施について(jリーグ.jp)

「6クラブが6通り、全て同じではなくタイプや型があるという認識を今持っています。例えば、フロント内のコミュニケーションをもっと良くしたほうがいいというパターンもあれば、フロント内は結束していてもフロントと現場のコミュニケーションに齟齬があるパターンのクラブがあったり。一方で選手とコーチングスタッフの理解している状況がバラバラといった現場間の意思統一が必要なパターン。様々なクラブにおいて、様々な課題が浮き彫りになっています。どこをどう解決・改善していけばよいかというのは、なんとなく感じていた課題感がそのまま数字やデータに出ているので、これは非常にわかりやすい。そこを改善すれば、次年度どう変わっていくのかなど、定点・経年で観察したいという意見がありました。

ちなみに過去の調査対象クラブは浦和、柏、鳥栖、仙台、C大阪、川崎Fの6クラブでした。こういう趣旨で検証したいということを説明して、個別でぜひやっていきたいというクラブに協力していただきました。これを今後(J1全クラブに)広げていくことになります。

Q:組織全体の問題点が浮き彫りになるようなものを目指しているのでしょうか。
「組織全体というか、基本はクラブの経営力が対象です。今まではどうしても監督や選手に意識が行きがちだったんですが、フロントの経営力が結果的に競技力いわゆる現場の奮発する力や結果を出す力に影響するのかを、もう少し掘り下げていこうというのが今の研究テーマです。何かこれを将来ずっとやっていくというのではなく、まずは18クラブでデータを取って検証を重ねていこうということに合意しました」

Q:来年の東京オリンピックの期間(2020年7月24日から8月9日)は、Jリーグとしての開催の有無の判断はいつ頃なされるのでしょうか。現状開催は難しいのか、状況を整理できればと思うのですが。
「来シーズンの日程については、来月から検討して秋口くらいまでに確定させますが、まだ現時点では具体的な議論にまではいっていません」

(5)へ続く

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック