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【ニュース】鹿島の筆頭株主がメルカリに。「チームが大事にしてきたこれまでの伝統を大事にしつつ、ビジネスにおいては進化したテクノロジーで変革を起こしながら、アントラーズを真のグローバルでNo.1のチームにしていきたい(メルカリ・小泉社長)」

本日15時、鹿島アントラーズより株式譲渡契約に関するお知らせがリリースされた。

鹿島からのリリースの内容は以下の通り。
http://www.so-net.ne.jp/antlers/news/release/72792
以下、メルカリからのリリース(PDF)
https://pdf.irpocket.com/C4385/GDpy/CbZp/obyf.pdf
日本製鉄のリリース(PDF)
https://www.nipponsteel.com/common/secure/news/20190730_100.pdf

18時から都内のJFAハウスにて「株式会社メルカリ 鹿島アントラーズ経営参画に関する記者会見」が行われた。
会見には株式会社メルカリの小泉文明取締役社長兼COO、株式会社鹿島アントラーズ・エフ・シー(以下、鹿島)の庄野洋代表取締役社長、日本製鉄の津加宏執行役員が出席し、今回の株式譲渡について説明を行った。

写真左から日本製鉄・津加宏執行役員、鹿島アントラーズ・庄野洋社長、メルカリ・小泉文明社長。

冒頭で「私たちと、アントラーズ、そして鹿行地域を中心とした地域の皆様と三位一体になって、スポーツビジネスを推進していきたい」と話したのは筆頭株主となったメルカリ・小泉文明社長。

小泉社長の父親の実家が茨城県麻生町(現・行方市)にあり、1993年5月の鹿島スタジアムのこけら落としとなった鹿島アントラーズ対フルミネンセ戦を観戦して以来の鹿島ファンという小泉社長は「私たちは『全ては勝利のために』というアントラーズの掲げるフィロソフィーはとても重要なものだと思っています。そういった中でも今後アジアチャンピオンとして世界に打って出るためにも、ビジネスをしっかり回すことでチームを強化し、チームをさらに常勝軍団としての地位を獲得していきたい」とあいさつ。
また鹿島の目指す将来像について「チームが大事にしてきたこれまでの伝統を大事にしつつ、ビジネスにおいては進化したテクノロジーで変革を起こしながら、アントラーズを真のグローバルでNo.1のチームにしていきたい」と意気込みを語った。

なお、本株式譲渡には、公正取引委員会の承認が得られることを条件としており、本株式譲渡完了後(8月30日予定))新体制が公表されることとなる。

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