クラブ視点で見た時に『シャレン』にはどんな経営的な効果があったのか?~J.LEAGUE PUB Report2019発行に関するメディアブリーフィングより(18)~
2019年12月23日、JリーグはJFAハウスにて、J.LEAGUE PUB Report2019発行に関するメディアブリーフィングを開催した。
ブリーフィングでは、村井満Jリーグチェアマンが全体の総括を行ったほか、原博実副理事長がフットボールの分野を、木村正明専務理事が事業領域、米田恵美専務理事が財務と社会連携について、それぞれの分野別に振り返った。今回から数回に分けてブリーフィングの様子を出席者のコメントを追いながらお届けします。
○米田恵美専務理事
ホームタウン活動と何が違うというところでいくと、ホームタウン活動の中にも当然、社会性の高いものがあります。どちらが優劣があるとかではなくて、ホームタウン活動の中にもシャレンはありますし、ホームタウン活動もとても大切で、例えば小学校訪問をすることによってサッカーと触れ合う機会が増えたということもあります。その中でシャレンはより社会性が高い、そして発信につながりニュースに取り上げられやすいのは、実は社会性の高い活動なので、シャレンとあえて定義づけられることによって、その発信強化を狙ったというところです
概念だけだとわかりずらいので、一つ代表的な事例の映像をご紹介します。
シャレン!やってる! ~えがお共創プロジェクト スポーツ×ユニバーサルツーリズム(川崎フロンターレ)~
この事例は、大型の企画で、クラブも人的リソースをかなり掛けました。ただ、クラブの金銭的な負担はほぼ無かったと聞いています。
企業や行政や発達障害のお子さんのメリットも当然あるんですけど、ここではクラブ視点で見た時にどんな経営的な効果があったのかを中心に見ていきたいと思います。
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