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【ニュース】日本野球機構・日本プロサッカーリーグにおける新型コロナウイルス感染症対策【提言ver.2】前回との違いは?

5月22日(金)、JリーグとNPB合同の「第8回 新型コロナウイルス対策連絡会議」が行われ、会議後にWEB上で記者会見が行われ、新たな提言が発表された。

今回の提言をまとめるにあたり、専門家チームの座長を務める東北医科薬科大学・賀来満夫教授は現状の感染状況分析した上で「今後は、第2波・再流行を最大限防止しながら、社会経済活動の維持をしっかりと両立させていく取り組みが今後求められます」とし「細やかなガイドラインをしっかりと作っていき、それに乗っ取って試合の運営や移動方法を工夫して感染症対策を講じることで、多くの国民の方に見ていただくことで模範となっていく必要があります」と冒頭で述べた。

今回の提言で強調した点について「野球・サッカーのトップアスリートは、競技後に体力が低下することとなります。また、何ヵ月も練習が行われていない状況の中で、再開に向けてトレーニングをしていく中で、また新型コロナウイルス感染の影響がこれからも長く続くことは、非常に精神的な緊張を強いられます。そういった選手が肉体的にも精神的にも緊張した中で行っていくことは、何よりも開催するにあたって選手の負担を可能な限り軽減するという事を念頭に、この提言を作らせていただきました」としている。

今回は、賀来満夫教授の説明を紐解きながら、前回と今回の提言の違いについて詳しく見ていきたい。

※よりわかりやすくお伝えするために、文言の修正や追加、表現の省略等をしている部分があります。

前回の提言(3月12日)
今回の提言(5月22日)


○賀来満夫座長(東北医科薬科大学)

Ⅱ.対策を考える上での基本事項

最初のバージョンでは、3密について書かせていただきましたが、今回は、新型コロナウイルスについて新しく分かってきたことがありますので、その時期について提言に盛り込ませていただきました。

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