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【ニュース】Jリーグ、試合再開に向けた「新型コロナウイルス感染症対応ガイドライン」の改定版を発表。

6月12日、Jリーグは6月27日からの試合再開に向けて、「新型コロナウイルス感染症対応ガイドライン」の改定版を発表した。

このガイドラインは新型コロナウイルス感染拡大を防ぎながら、公式戦再開時の試合運営を円滑に行うために定めたもので、今回の改定版では、新たに6月20日から予定されているJリーグの統一のPCR検査のプロトコルが追加された他、トレーニングの具体的な再開の進め方やチームの宿泊などの移動方法、無観客または制限付きの試合開催について、追加・補足されている。クラブ担当者会議での議論や検討を経て、9日に行われた臨時実行委員会で大枠について合意された現時点の最新版となる。

今回の改定版のガイドラインについて、新型コロナウイルス対策本部 感染関連対応 特命担当部長を務める藤村昇司氏は「7つのプロトコルを束ねてものが、このガイドラインとなります。3月頃から各クラブにお示しして、疑い症状があった場合の手引きにしていただいていました。刻々と変化する感染状況やウイルスに関する知識、あるいは厚生労働省の方針も加わってまいりましたので、その都度反映しながら、常に最新情報にアップデートしながら、クラブの皆さんやチームドクターの皆さんにご参照していただいていたものを、本日皆さまにも公開されていただきました。

(Jリーグでは)重要事象報告という仕組みを作っていまして、疑い症状があって自主隔離する場合や、PCR検査をする場合、PCR検査が出た場合などに、Jリーグの方に専用のフォームを使って連絡をいただくようにして、そのフォームの情報を元に専門家チームや地域アドバイザーにご相談するという体制をずっと築いてきました。これからもシーズンに並走する形で続けていきたいと思っています」とこれまでの取り組みについて説明した。

現在、このガイドラインはJリーグ公式サイトにて公開されている。

新型コロナウイルス感染症対応ガイドライン(Jリーグ公式/PDF)

※なおこのガイドラインは「環境の変化や政府の方針で変化していきますので、このガイドライン自体も少しずつ修正されていく(Jリーグ・吉田氏)」とのこと。

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