Jウォッチャー ~日本サッカー深読みマガジン~

【ニュース】第9回臨時実行委員会を開催。運営上肝となる試合開催可否決定条件およびフローについて議論。個人表彰と賞金は50%減額し、減額分をクラブへの補償原資へ。

6月16日、第9回臨時実行委員会がWEB上で行われ、その後メディアブリーフィングが行われた。


今回の臨時実行委員会について、Jリーグの村井満チェアマンは「今日これからお話することは、基本的に理事会で諮る内容ですので、決定は次回の理事会での承認を持ってということになります」としたうえで、次のように述べた。

「今後の試合スケジュールが、昨日発表となりました。いよいよJリーグが再開・開幕するそうした空気に少しずつなりつつある一方で、東京都を中心に数多くの感染が報告されています。そういった意味では予断を許さずに、しっかりと準備をしながら開幕に臨もうとしっかりと申し合わせながら、会議スタートさせております。
今後、再開したとしても、第2波・第3波など、不測の事態が予想されます。これは地域によって状況が異なる可能性がありますし、クラブによって感染状況がいろいろな形で出現する可能性もあります。

そういった意味で、競技会を再開するいわゆる試合を開催する可否判断、このあたりのジャッジポイントが今後の運営上の肝になるということで、本日の中心的な議論は、試合開催に関する可否判断でございました。

また、様々な財政的な観点で、緊縮財政をしながら通常のコスト削減だけではなくて、コロナ対策に相当の資金を拠出していかなくてはいけないので、予算の振り分けをしていく際において、賞金の考え方も少し議論しています。

また、Jリーグ検査センター(PCR検査)の導入を再開前に行う予定にしていますので、このあたりの手順に関する申し合わせも細かなレベルで行いました」

今回は、試合開催に関する可否判断について、競技運営でのプロジェクトリーダーを務めるJリーグ・窪田氏による説明を見ながら、詳細を見ていきたい。

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