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【ニュース】ガイドラインの変更点についてブリーフィングを実施。9/7以降は手拍子での応援も容認へ。

8月25日、第14回臨時実行委員会がWEB上で行われ、その後メディアブリーフィングが行われた。
会見には新型コロナウイルス対策本部 藤村昇司特命担当部長と黒田卓志フットボール本部長が出席した。

今回の実行委員会は、ガイドラインの変更点について説明がなされた。

新型コロナウイルス感染症対応ガイドライン_8月25日更新版を公開(リリース)
主な変更点について(PDF)

主な変更点を次の通り。

・観客数の制限(5,000人または収容数の50%の小さな方という制限の9/30までの延長
・移動中の食事のとり方について
・応援スタイルについて(9/7より)

今回は会見での説明内容を追いながら、変更点について見ていきたい。

○藤村昇司特命担当部長
今日の実行委員会でお認めいただいたガイドラインの変更点をご説明させていただきます。
まず昨日、政府の方から大規模イベントの開催制限の段階的緩和について、8月にとどまらず当面は9月末まで維持ということになってしまったので、私共のガイドラインの方にも反映しました。5,000人または収容数の50%の小さな方という制限が続いてしまう事となりました。

それから、8月にいくつかのクラブで新型コロナウイルスの感染事例が出た中で、専門家の先生から、移動中の食事について、新幹線の中での食事などは、濃厚接触となりやすいので慎んだ方がいいということでした。これを禁止事項としてガイドライン化しようとしましたが、クラブの方から、例えば試合が終わってバスで移動して少ない本数のバスや新幹線で移動しないと移動時間が長くなってしまうと。食事よりも、移動が優先される場合がかなりあるので、移動中に食事が全く取れなくなってしまうとかなり多くのクラブが困るという実態もあるので、どんな工夫をすると移動中に比較的安心なのか、専門家の先生にご相談しました。
もし食事を取りたいのであれば、できるだけ車内でしっかり距離を取っていただくとか、対面で座らないようにする。それからバスであれば換気に注意する、食事以外の時には必ずマスクをしてくださいと。今ポータブルでの手指消毒もあるので、必ず消毒をしましょうと。そしてなるべく短時間で済ませるようにしましょう。こういった注意事項を守ってもらえるのであれば道中の食事もいいでしょうという形のガイドラインとさせていただきました。

またコロナに合わせたドーピングコントロールについてもJADAから通達がありましたので、そこへのリンクを張りながら、主だった内容についてもガイドラインにも反映しています。

こちらは冒頭の説明と同じ変更点です。プロトコル7の方にも超厳戒体制が9月30日まで続くということを追記させていただきました。
それに伴って、アルコール販売についても、延長して9月30日まで不可となっています。来賓の方にもアルコールのご提供は、9月中はしないという書き方になっています。

 

それから、メディア関係者の皆様に関係の深い所ですが、これまでご取材いただいたメディアの皆様に、試合終了後1時間以内に退出してくださいというその項目を削除しました。そして退出時間は主管クラブが判断するとしています。記者会見の実態やメディアの皆さんの業務の実態、スタジアムの近くに代わりに作業する場所がないことがスタジアムによってはないということもあり、スタジアムや主管クラブことの判断で、感染に気を付けながら仕事をぜひしていただきたいと思っています。

今回のガイドライン改定で大きかったのが、ファン・サポーターに関わるところです。これについては、フットボール本部の黒田さんから説明させていただきます。

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