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「日本のJリーグを愛してくれるDAZNチームとさらなるWin-Winの関係を作っていければ(村井チェアマン)」~DAZNとの放映権契約延長についてのJリーグ・DAZN共同記者会見より(1)~

8月25日、Jリーグ・DAZN共同の記者会見がWEB上で行われた。
Jリーグからは 村井満チェアマンと木村正明専務理事が、DAZNからはDAZN Group Acting CEOのジェームズ・ラシュトン氏とDAZN 日本の中村俊社長が出席した。

会見では、DAZNとの契約を新たに2年延長し、これまでの契約(2017年~2026年まで、総額2,100億円)から2年延長し2028年までの総額2,239億円という契約となることを発表した。

今回から数回に分けて、会見の内容を見ながらその内容を追っていきたい。


○村井満Jリーグチェアマン
「DAZN様とJリーグが大きな契約の締結を行いました。内容について背景を含めてご説明させていただきます。

各論に入る前に、Jリーグが今おかれている状況について説明させていただきます。


もともと2017年からJリーグとDAZNの放映権契約がスタートしました。この契約を元に2030年ビジョンを策定しました。例えばフットボールでは育成に投資することによって、最終的にクオリティの高いサッカーを実現して世界の5大リーグに方を並べるような状況に実現しようと。またマーケティングサイドではエンターテイメントを目指し、デジタル投資・環境投資をして行こうと、これ以外にもいくつかのビジョンを掲げていました。それを実現するためのマイルストーンとして2022年の中期計画、2030年ビジョンといくつかのビジョンを掲げていました。これがコロナ以前の状況でした。

2020年に入り、(新型コロナウイルスの影響で)大きな計画の修正を余儀なくされました。仮に2030年ビジョンを変えないとしても、この登り口についてはルート変更を余儀なくされている状況となりました。

こうした状況の中で、Jリーグと分かちがたいパートナーであるDAZNとは長期の計画について、この間議論を重ねてまいりました。

一つモデルですが、DAZNがJリーグに投資しているカーブを黒の線で表現しました。実際、2017年当時はJリーグがDAZNに還元する価値よりもDAZN様に高い投資していただいています。それを元手にJリーグの成長戦略をしっかり実現することで、黒と青いリボンがしっかりバランスしていくことがWin-Winの成長戦略だと考えていました。

しかし、今回のコロナの状況で、Jリーグの成長計画が大きく修正を余儀なくされています。このリボンのバランスを取るためには、Jリーグは非常に大きな成長を描かないといけないわけですが、これは現実感が非常に乏しい机上の計画となる可能性があります。

Jリーグは、今までの成長曲線を一段低いところからスタートせざるを得ない状況の中で、DAZNと共に投資計画について議論してまいりました。リボンのバランスを取るためにはDAZNの投資をなだらかにすることに合わせて、DAZNとの契約を延長することで2026年で終了するところから2028年まで延長することで、このバランスを取っていこうと、新たな長期計画を策定しました。

こうした議論の背景を少しお話させていただきます。
繰り返すようですが、JリーグはDAZNと2017年から深いパートナーシップで、共に成長戦略を計画してきました。DAZNのアイデアで『フライデーナイトJリーグ』などを行い、我々にとっては非常に大きな知見となりましたし、非常に大きな学びをDAZNからしてまいりました。

一方で、Jリーグ・DAZN共にコロナの影響を受けました。外部環境で言えば、世界でビジネスをするDAZNにとっても非常に困難な状況でした。誰にとっても先が不透明な状況な状況の中、経営基盤について不安を覚えた時期もありました。実は新型コロナウイルスが拡大する兆候が見えた2月にJリーグは第1節を終えた後中断を余儀なくされましたが、この状況からJリーグとDAZNは迅速に計画修正の議論をずっと続けてまいりました。

中断中から議論をしてきた中で、これからJリーグが成長を回復していくのが、DAZNが日本市場でどういった展望を描いているのか、十分に議論を重ねてきました。後ほどジェームズさんからも日本市場に対する期待についてもお話いただきたいと思いますが、最終的にこうした議論を重ねていく中で、長期計画に合意することができました。先ほどサインしていただいた内容を受け取っていますが、湯気が出るようなホカホカの、まさに本日結実した内容となっています。

具体的な契約内容について説明させていただきます。従前の内容では10年2100億円。お互いが一定の利益を享受することになれば、レベニューをシェアするという契約状況もありました。対象大会は明治安田生命Jリーグと参入プレーオフ、そしてインターネットを使った配信業務、これがDAZNとの従来の契約内容でした。

 

こうした契約から新たに2年延長し、2028年までの12年で総額2,239億円ということで、期間と総額を拡大する契約に変更しました。それ以外にレベニューシェアの従来ルールを大幅に変更していく中で、お互いの成果をより現実的に享受できる細かなルールを策定しています。レベニューシェアの詳細ルールについては非公開事項ですので今日具体的な内容ついては控えさせていただきますが、お互いが頑張れたWin-Winで実った果実をシェアできることを具現化しています。それ以外の対象大会やJリーグが保有する権利等については変更がありません。


この構造を少しモデルでご紹介します。ブルーで書いたのがこれまでの契約です。

(残り 1349文字/全文: 3624文字)

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