「今回のパートナーシップ延長は、単にお互いの安定をもたらすというものではなく、両者のパフォーマンスがよりダイレクトに成長と成功にリンクしていくものです(DAZN・ジェームズラシュトンCEO)」~DAZNとの放映権契約延長についてのJリーグ・DAZN共同記者会見より(2)~
8月25日、Jリーグ・DAZN共同の記者会見がWEB上で行われた。
Jリーグからは 村井満チェアマンと木村正明専務理事が、DAZNからはDAZN Group Acting CEOのジェームズ・ラシュトン氏とDAZN 日本の中村俊社長が出席した。会見では、DAZNとの契約を新たに2年延長し、これまでの契約(2017年~2026年まで、総額2,100億円)から2年延長し2028年までの総額2,239億円という契約となることを発表した。
今回から数回に分けて、会見の内容を見ながらその内容を追っていきたい。
○DAZN ジェームズラシュトンCEO
「村井チェアマン、木村専務理事、Jリーグの皆様、各クラブの皆様、そして日本のサッカーファミリーの皆様、本日はこういった機会をいただきありがとうございます。
2020年は、新型コロナウイルスの影響もあり、非常にチャレンジングな年となりました。
その中で、日本のスポーツ業界から多大なるご支援をいただき御礼申し上げました。またDAZNファミリーが皆さまと一緒に旅路を歩めることを誇りに思うのと同時に、Jリーグ様と我々を支えていただいている日本の素晴らしいファンの皆様に感謝申し上げます。
パートナーシップはビジネスにおいて非常に重要な要素で、全てと言っても過言ではありません、そしてJリーグ様は私たちにとってこれ以上ないパートナーであります。
2016年には10年間という一つのランドマークとなる契約を締結しました。当時はサービス名のDAZNという読み方すら認知されていない状況でしたが、数か月後には世界200以上の国と地域でサービスを展開しています。Jリーグ様とはこの旅路を最初から共に歩んでいただき感謝しています。
だからこそ、本日の発表は非常に重要なものと考えています。今回の革新的なリスクリワードに基づくパートナーシップにより、我々は新たな歴史を刻みました。今後も既存なコアマーケットの拡大に注力していく予定です。Jリーグは日本のスポーツの発展、そして日本スポーツの次世代のファンを育成していくために必要不可欠な存在だと我々は強く信じています。
今回のパートナーシップ延長は、単にお互いの安定をもたらすというものではなく、両者のパフォーマンスがよりダイレクトに成長と成功にリンクしていくもので、両者の成功を作り上げていくものとなります。
本日の発表は、スポーツそしてストリーミングメディア業界にとって、とてもエキサイティングな瞬間であり、この瞬間を創設パートナーであるJリーグ様との関係がより強固となり共有できたことをうれしく思います。本当にありがとうございました」
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