試合開催可否基準について「来シーズンは降格するクラブが通常のシーズンよりも多い形となります。来シーズンのリーグ戦については、クラブ間での試合数の差を許容しないということを前提に議論しました(Jリーグ・黒田氏)」~2020年度第4回理事会後の記者会見より
12月15日、Jリーグの2020年度第11回の理事会が行われ、理事会後WEB上で記者会見が行われた。
今回も理事会後の会見を追いながら、その内容について見ていきます。
○村井満Jリーグチェアマン
「リーグ戦は今週を残すのみとなっています。19日(土)にJ1、20日(日)にJ2・J3が最終節を迎えることになります。なんとかリーグ戦も全試合開催の見通しとなっています。ここまで皆様のご協力を頂きましたことを重ねてお礼を申し上げます。そうした話を理事会の場でも申し上げました。
2月から新型コロナウイルス感染症対策を行ってきました。4カ月の中断期間があり、段階的にお客様もお迎えしてきている状況ですが、2月・3月に比べると今が一番感染状況が厳しい状況になっている現実を踏まえて、改めて新型コロナウイルスへの対応の難易度の高さを皆で共有をしました。まずは今週の最終節をしっかり終えてアウォーズを迎えて年間の総括をしたいと思います。決定事項が多岐にわかっていますが、よろしくお願いします」
~質疑応答~
Q:昇降格のルールについて。プレーオフなどをしないと決まったという理解でよろしいでしょうか?
※フットボール本部・黒田氏が回答
「来季のJ2の中でのプレーオフはやらないことに決定しました」
2021シーズン終了後の昇格・降格ルールについて(リリース)
【2021シーズン終了後の昇格・降格ルール】
●昇格・降格クラブ数(11月17日に決定・発表済)
・J2からJ1、J3からJ2への昇格:2クラブ
・J1からJ2、J2からJ3への降格:4クラブ●昇格2クラブの決定方法
・J2からJ1への昇格はリーグ戦上位2クラブの自動昇格とする
・J3からJ2への昇格はリーグ戦上位2クラブの自動昇格とする
※対象クラブがJリーグクラブライセンスの交付判定を受けていない場合、3位以下の繰り上がり昇格はしない
Q:ルヴァンカップ決勝の取り扱いについて。もし試合が中止になった場合でも大会が成立して両チームが優勝という扱いになるという理解でいいのでしょうか?
※フットボール本部・黒田氏が回答
「その理解で間違いございません」
・2020JリーグYBCルヴァンカップ決勝の取り扱いについて(リリース)
Jリーグは、2021年1月4日(月)に開催の「2020JリーグYBCルヴァンカップ決勝」について、何らかの理由により開催できなかった場合の取り扱いについて、下記の通り決定いたしました。
● 中止とし、更なる代替開催日は設けない
● 柏レイソル、FC東京の両クラブを「優勝」とする
● 賞金は両クラブに各5,000万円とする(優勝7,500万円と準優勝2,500万円の合計1億円を折半授与)
● MVP(最優秀選手)は選出しない
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