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【ニュース】浦和と大分への懲罰決定について。「浦和レッズはビジターとして、しっかりホームクラブと協力しながら違反行為が起こらないことを管理・監督する責任がありながら、そこが十分に行えなかったと考えています(村井チェアマン)」

2月22日、第3回臨時実行委員会が行われ、その後メディアブリーフィングが行われた。

会見の中では、本日リリースされた10月31日に行われた大分vs浦和戦においての懲罰決定について、村井チェアマンから説明があった。

懲罰決定について(浦和レッズ)
懲罰決定について(大分トリニータ)

※写真は午前中に行われた、JリーグとNPB合同の「第26回 新型コロナウイルス対策連絡会議」後の会見時のものです。

○村井満チェアマン

「少し時間が経過していますが、昨年10月31日に、大分vs浦和で、ガイドラインその他Jリーグ違反行為がありました。まず浦和のサポーターがビジターとして赴いたわけですが、ビジターサポーターを迎い入れる最初の試合だったわけですが、40人程度のサポーターが完全個席制の自分の席を離れて、立ち、移動し、密集を作って、その中で声を出したり指笛を吹く等々の行為がありました。
Jリーグ全体としては、ほとんどのスタジアムで感染ガイドラインを守っていただいている状況でしたが、40人規模の方々が集団で密を作り声を上げる行為がありました。これはルールを逸脱する行為です。

同時に太鼓の音が聞こえ立ち上がって手拍子で応援する浦和サポーターの姿を見た大分サポーターも、集団で移動して浦和の方へクレームを言うという、ある種の突入行為がありました。理由はどうあれ、集団で移動し行動する部分で言えば、違反行為がありました。

それぞれのクラブはサポーターに向き合って対処しているわけですが、Jリーグは直接サポーターに対する違反行為によって処分を決めるのではなくて、そういた行為に対してクラブが適正に対処できたかどうか、こうした観点でリーグはクラブに責任を問う、そういう立場です。
そういった意味では、浦和レッズはビジターとして、しっかりホームクラブと協力しながら違反行為が起こらないことを管理・監督する責任がありながら、そこが十分に行えなかったと考えています。

10月31日の試合だけではなく、その前からビジターからサポーターをお迎えしないホームスタジアムでも、サポーターからガイドラインに抵触する行為があったとマッチコミッショナー報告書にもありましたし、リーグからクラブへ注意していましたが、初めてのアウェイにおもむいた際にそういう問題が起こりました。

一方大分の方も、事前はサポーターに対する守っていただくようなアナウンスメント、そして実際はサポーター同士の衝突が起きないように回避する努力、これは浦和レッズと共に対処されています。そういった意味では大事には至りませんでしたが、もう少し対処・対応を求めたいという事でけん責処分としています。

関連するところで今日少し議論があったのは、キャンプ中に外出をするという浦和の柏木選手の件です。その議案に関しては、クラブの監督責任を事実確認しました。本件に関しては、残念ながらそうした外出行為があったことは事実ですが、クラブは十分にそうしたことを禁ずるルール徹底をしていましたし、選手に対する処分等をしていましたので、管理監督不行き届きということで、クラブへの処分対象とはしていません。

それからもう一件、仙台の選手がプライベートな部分で暴力的な行為があったという事案がありました。本件に関しては、クラブに対してリーグから注意を喚起する文章をお送りしています。

元所属選手の不祥事に関するJリーグからの通知について(仙台公式)

実際、プライベートな領域に関して、クラブがどこまで管理責任を負うべきなのか問われる事案でした。実際、飲酒運転等でクラブハウスや練習場に向かう行為は、クラブの監督の中の状況だろうだと思いますが、プライベートなところでクラブが十分な管理監督責任を怠ったところまではいっていません。

ただ前提として、プライベートでも公的な場でもどんな理由でも暴力が認められるものではありません。Jリーグの選手の統一契約書の中には、Jリーグの選手である以上、社会の模範たるそういう人物であってほしいと求めています。プライベートだからといってそれが許されるものではありません。また、示談があったからとかメディアの報道の有無に問わず、許されるものではない前提でクラブは選手教育をする必要があるということは、注意の中で申し入れています。
ただ一方で、クラブの管理責任を大幅に逸脱したり、もしくは過失があったとは見られませんでしたので、今回は注意にとどめています。

いずれにしても、開幕を向かうにあたって、社会にしっかり受け入れ頂けるようにために要望しクラブに求めた次第です。

もう一回浦和の件に戻りますが、試合が始まっている時に、サポーターが『これはルールやガイドラインに書いていないからやっていいんだよな』という、ルールの抜け目を突いてくるようなことはまさに言いがかりようなものであって、最終的に全てを文言化しルール化することは事実上できません。Jリーグのガイドラインも2週間に1回くらい見直しをしながら更新してきている中で、当然全てのことを禁止事項を予見しながら文章化することはできませんしホームクラブもできません。今後は、ホームクラブはこれを止めてくれというものがJリーグのルールになると。当然それを事前に周知したいものではありますが、そういった文言がなくても、その場でのホーム運営側が主張するものが、正当なルールであると解釈しようと申し合わせました。

それから、そういった解釈を巡って、ビジタークラブがホームクラブの運営担当を呼び出して説明しろとか、ここへの見解を求める等々、この行為もある意味でオンゴーイングで試合が進んでいる中で、一部のファン・サポーターの対応に身を取られて、スタジアム全体の警備が疎かになることになりかねません。ビジターチームがホームクラブの運営担当者を呼び出して説明を求める行為は今後は言いがかりと解釈し、両クラブの実行委員間で事前に申し合わせをしておく。試合中であればホームチームの指示に基づき従う。有事に対しての行動のコンタクトラインを申し合わせた次第です」

※本件に関しては、Jリーグコンプライアンス担当の萩原氏が補足説明。

「10月31の試合に関しては、特定の時間の中で様々なことが同時多発的に発生しました。したがって、リーグがクラブの監督責任の有無を確認できるような形で、客観的に証拠を持って事実認定できるような項目を、プレスリリースにあるように観戦ルールの適応にあたって、解釈の余地を残さないような事実になっています。したがって、これ以外にもいろいろありましたが、我々として事実認定できるものだけをチョイスしています。(中略)

最後に村井が口頭で申し上げた部分についてです。繰り返しになりますが、ホームクラブとビジタークラブは、前日までに応援ルールを確認相互に確認し合い、それからホームクラブのルールや判断が最終遵守事項であり、全ての禁止事項を文言化することは不可能ですから、そういったことに異議を申し立てないようにとか。ビジタークラブはホームクラブのルールを理解してビジターサポーターのサポーターを管理するとか。この通りの文言になるかどうかわかりませんが、Jリーグ規約なのか試合運営規定のどこかに反映することを、クラブ様にご説明させていただきました」

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