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選手控室のCo2濃度の測定結果について。札幌ドと国立は800ppmとそれほど高くない数値。一方で、NDスタ、夢ス、等々力では1500ppmを超えた場所もあり、少し高めの数値に。その理由は?~産総研による感染予防のための調査報告・第二報(1)~

1月25日、Jリーグの第1回臨時実行委員会後の記者会見にて、昨年11月から国立研究開発法人産業技術総合研究所(産総研)による、JリーグやJクラブを対象として行われた感染予防のための調査の調査報告(第2弾)がなされた。第1弾ではスタジアム内のCO2濃度と混雑具合の計測結果についての報告がされたが、第2弾では選手控室・スタッフ居室など、クラブハウスや様々な生活シーン、競技運営シーンでの感染対策のポイントとるところが報告された。

Jリーグのスタジアムやクラブハウスなどで新型コロナウイルス感染予防のための調査(第二報)

今回から数回に分けて、産総研の保高徹生氏による調査報告(第二報)の詳細をお届けします。


○保高徹生氏(国立研究開発法人産業技術総合研究所) ※コメント内の敬称は省略しています。

「前回はスタジアムの観客をメインに調査していましたが、今回はどちらかと言えば選手やスタッフ、警備員の方やメディアの方々が入られる場所でCo2濃度がどうだったのか、センサーや音などで人の距離や密集の具合についてご報告させていただきます。

最初に、Jリーグ、クラブ、スタジアムの皆様にご協力いただきましてありがとうございます。おかげさまでかなりデータとして集まってきています。


これは第1弾の報告の際にもお見せした資料になりますが、今回はスタジアム内での選手スタッフ関係者、あとはクラブハウスの中でも選手スタッフ関係者をターゲットにしています。
Co2計、画像センサー、音響センサーを使って、3密とか選手の行動を確認していくことがメインターゲットにしています。

今回は、まずはどんな状況だったのかデータ測定をして、現状を確認するというところでした。次回はいつになるかわかりませんが、リスクについてどうなのか、将来的にJリーグ様と今協議しています。

実際にCo2計や音響センサーを測定して何がわかるのかということで、もう一度復習の意味をこめて、説明させていただきます。

コロナウイルスの感染経路については、大きく3つの経路があるとされています。
1つ目が会話やくしゃみなどで直接飛沫が飛び感染する飛沫感染の経路です。これは感染者に近づいた方、1~2m近いところで会話してマスクをつけていない状態で直接飛沫がかかると感染します。これは音響センサーや画像センサーを使って、選手の控室でのどのくらい密集しているかとか音がどのように出ていたのか、

2つ目が空気感染と言われているものですが、長時間感染者がいた場合、小さい飛沫がふわふわと漂っていて、それを吸い込んだ時のリスクになります。こちらに関しては環境が密閉されているかどうかや換気がされているかどうかが重要になりますので、Co2計で調べています。また接触感染については、今回の調査では評価することができいので、1番と2番の経路を確認しています。

調査に関しては上の表の○の付いたところを調査させていただきました。
5スタジアム7試合でCo2計をつけさせていただきました。またセンサーに関しては、ルヴァンカップ決勝でFC東京、柏レイソルの控室に画像センサーと音響センサーを設置させていただき、データのみ取らせていただきました。

また、クラブハウスについてはモンテディオ山形とFC今治にご協力いただき、Co2計をそれぞれ設置させていただきました。

では控室やアップルームでのCo2計の測定結果について説明させていただきます。

左側が国立競技場の審判控室に置いたCo2計で、右側が選手控室においたCo2計と音響センサーです。
前回も説明させていただきましたが、どうしたらCo2が上がるのか下がるのかイメージが湧きにくいと思いますので、産総研の会議室で画像センサーとCo2計を付けた時にどう変化したのか簡単にご覧いただければと思います。皆様の会議室でもまったく同様のことが起こるとお考え下さい。

青が部屋の中の人数で、横軸が時間です。4人で会議を行うと30分くらいでCo2濃度が700ppmから1200ppmくらいまで上がってきます。人間の呼吸に入っているCo2がだいたい4万数千ppmと言われていて、大気中は400ppmと言われていて、人間が空気を吐き出すと濃度が上がります。一定時間密閉されると上がってきて、扉を開放すると4人いてもぐっと下がります。ある程度密閉された状態で人がいると上がって扉が開くと下がりまs。だいたい4人で30分いると600ppmくらい上がるイメージを持っていただいて聞いていただけると幸いです。

まずスタジアムの換気の状況についての結果を説明させていただきます。

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