「やはりマスクの着用が重要であることと、この対策を続けることで感染リスクが低い状態でサッカーの運営ができている状況を確認することができたと考えています(産総研・保高氏)」~スタジアムにおける感染リスク対策の効果の調査結果(第三報)~(3)
5月11日、第5回実行委員会が行われ、その後メディアブリーフィングが行われた。
今回の会見の中では、名古屋グランパス、FC東京、川崎フロンターレ、鹿島アントラーズの4チームが協力し先月から行われていた感染対策の効果を確認するための調査結果が発表された。
今回の調査では、マスク着用率の計測結果、レーザーレーダーによる分散退場の効果測定および、これまで得られたデータに基づくスタジアムにおける感染リスク対策の効果の評価について、国立研究開発法人 産業技術総合研究所(産総研)の保高徹生氏が説明を行った。
※再び、保高徹生氏が説明を行った。
○保高徹生氏(産総研)
リアルタイムCo2計を設置していまして、WiFIでリアルタイムに運営の方がみられるようになっています。スタジアムの中で最も密になりやすい場所である特別観覧室やラウンジに設置しましたが、幸いなことに密になることがなかったので、最も密になりやすい場所でも案税の確保や安全性をアピールすることができると思います。またそれほど密にならないことも確認しています。
ということで、まとめますが、やはりかなり対策としてはしっかり守られているのが我々の印象です。
特にコメントするとすれば、夏場になってからマスクの着用率が維持できるのか、ハーフタイムでの周知などをどうするのかを今後考えていくべきかと思います。
また直帰をするかしないか、帰りに家族以外と外食した割合の6%、2人以上で食事する方が全体の3~4%ということになっていますが、この数字を多いと捉えるのかどうかは、スタジアムの外の話になりますが議論が必要かなと思います。
(残り 614文字/全文: 1315文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ