Jウォッチャー ~日本サッカー深読みマガジン~

2020年度クラブ経営情報開示に関するメディア説明会(3)「シーズンシートの返金を各クラブでやられた中で、返金を辞退して寄付をするファン・サポーターの方も多くいらっしゃったと伺っています。そのあたりも大きかった(Jリーグ・村山氏)」

7月29日、2020年度クラブ経営情報開示に関するメディア説明会をWebにて開催した。
今回の発表では、先行発表で公開されたクラブに加えて3月決算の3クラブ(柏、湘南、磐田)を加えた全56クラブが対象となった。

会見にはクラブライセンス事務局 クラブライセンスマネージャーの村山勉氏が出席し、概要の説明を行った。

Jクラブ個別経営情報開示資料(令和2年度)※PDF
クラブ経営情報開示資料(2021.7.29現在)※PDF

会見でのコメントを追いながら、今回から数回に分けて2020年度の経営情報開示を見ていきたい。

(2)はこちら

※画像は5月の先行発表でのものです。

○村山勉 クラブライセンス事務局 クラブライセンスマネージャー

ここからは添付資料となります。

合計数値の前年度との比較です。やはり△の赤字が多くなっています。

J3については先ほど申し上げた通り15クラブから16クラブになっていますので一部合計で増えている科目があります。

 

平均の数値の前年度比較になります。こちらも当然のことながらかなり赤字が多くなっています。

営業収益の推移になります。
こちらについては、リーグの昇降格の影響がありますので、昇格クラブは一昨年より昨年収益を伸ばしてクラブがありますが、軒並み前年よりも減少しています。

 

こちらがスポンサー収入の推移になります。


入場料収入については、特にJ1のクラブの落ち込みが非常に大きくなっています。いくつかのクラブは、昇格やスタジアム新設の影響もあり伸ばしているクラブもあります。

チーム人件費の推移です。


経年のものを折れ線グラフで表したものです。

こちらも入場者数の推移です。入場者数の制限がありましたので大きく減少しています。


こちらは平均の入場者数です。先ほど申し上げた通り2019シーズンはJ1では2万人を超える平均入場者数を達成したわけですが、これが大きく減少しています。


赤字と債務超過の数字ですが、例年掲載している資料ですので割愛させていただきます。

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