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【ニュース】第40回新型コロナウイルス対策連絡会議を開催。ワクチン・検査パッケージの検証の目的について。「主たる検討項目は、我々スポーツ団体がスムーズに運営できるかどうかをトライアルすること。一方でワクチン接種シートが気の緩みに起因するような行動変容がないかどうか実証すること(村井チェアマン)」

10月4日(月)、JリーグとNPB合同の「第40回 新型コロナウイルス対策連絡会議」が行われ、会議後にWEB上で記者会見が行われた。

会見には感染症専門家の賀来満夫 座長(東北医科薬科大学医学部感染症学教室特任教授、東北大学名誉教授)、三鴨廣繁 氏(愛知医科大学大学院医学研究科臨床感染症学教授)、舘田一博 氏(東邦大学医学部微生物・感染症学講座教授)、NPB(日本プロ野球組織)斉藤惇コミッショナー、村井満Jリーグ チェアマンが出席した。

会見での出席者の主なコメント(抜粋)をお届けしています。


〇村井満Jリーグ チェアマン
「10月に入り、緊急事態宣言やまん延防止措置が全国的に緩和される中、少しずつ社会生活が進みつつある実感しています。その中でNPBとJリーグではワクチン検査パッケージの実証検証を進めていこうということで協議を進めています。今日はそうした観点から専門家の先生方からご意見をいただきました。
またACLに参加していたG大阪、川崎Fの帰国時の感染事例について、ゲノム解析を進めていく中でいくつかの知見をいただきました」


〇斉藤惇NPBコミッショナー
「今日は、状況がいろいろ改善してきていることを受けて前向きな話が多かったです。我々も前から言われていることですが、世界的にウィズコロナということで、ディフィニション・定義は決まっていると思うので、それに対してどう真剣に取り組んでいくのか、気を緩めずに前向きに取り組むということで、そのベースとして、Jリーグさんと一緒に実証・検証をしっかりやっていこうとその詰めの作業をしています。
街に人がたくさん出てきても検証することができませんが、野球やサッカーは万人単位で検証できるということで、これは社会の一つのデータとして役立つことになります。私の考えでは、たくさん人を入れて検証することがいいと思います。今後ともよろしくお願いします」


〇賀来満夫 座長(東北医科薬科大学医学部感染症学教室特任教授、東北大学名誉教授)
「毎回になりますが、私の方からは現在の感染状況と問題点や課題についてお話させていただきました。
皆さんご存じの通り、現在第5波と呼ばれた、過去最大の感染者の波が急速に減少してきています。(下がってきた要因には)ワクチン接種が非常に進んできた事、国民の多くの方々が感染対策を徹底されてリスクにつながるような行動を避けられた事もあると思います。とにかく全国的に感染状況が大きく改善してきています。ワクチン効果についても、今日は東京都や仙台市のデータをお示ししましたが、かなりブレイクスルー感染が起こってはきていますが、ワクチン未接種の方と比べて(ワクチン接種をした方は)30~40倍かかりにくいと。
今後とも、ブースター感染の対策とともに、これまでの感染症対策を徹底して行っていくことが重要になります。自宅やいろいろな場面での感染症対策を徹底していくことが重要になるとお話させていただきました。
また産総研からのいろいろなシミュレーションデータや、海外での遠征でのトイレの注意点などが共有されました。今日も非常に活発な議論がなされました」


〇三鴨廣繁 氏(愛知医科大学大学院医学研究科臨床感染症学教授)
「ようやく人の心を分断してきたコロナに一つの区切りが来たかなと、医療の現場でもあるいは社会の現場でも実際に感じています。
ただ、気を緩めればまた感染してしまうリスクがありますので、そういったことに注意しながら、実際にはすべてを前に進めていくと。コミッショナーがおっしゃったようにウィズコロナ時代は確実に来ているという認識のもと、マスギャザリングの一つであるスポーツ興業をどのように運営していくのか、いろいろな議論がなされています。

その中でNPBとJリーグの2つの機構では、少し時間がかかりますがゲノム解析をしながら、その原因をしっかり追究して、そして対策の立案につなげています。今日もそのゲノム解析のデータの一部が発表され、海外遠征の際の注意点などが少しずつまたエビデンスが明らかになっています。
その一方で、実証実験についてのプロトコル等について。NPBとJリーグそれぞれの考えを提示いただき、我々からもコメントさせていただきました。私自身もウィズコロナ時代に向けて、スポーツイベントが正常に行われるように、いわゆる市松模様と言われる1つ置きの席ではなくて、満員になるような状況で行えるように、そういった方法への活動の一歩が始まった会議だったなと認識しています。

今までのようにちょっと抑制するとか足踏みするとかではなく前向きな議論ができたと思います。また参加された多くの方々もそのように感じ取られていると思います。
東京五輪・パラリンピックではJリーグやプロ野球の取り組みが極めて有効であったことは事実です。私自身もそれ(五輪の感染対策)に関わらせていただきましたが、Jリーグやプロ野球があったからこそできたという声もたくさん聴いています。今度は、通常の社会生活・マスギャザリングをするために、それは人々にとって重要ですから、Jリーグやプロ野球の取り組みが一つの原動力になればいいと切に願って、今日の会議に参加しました」



〇舘田一博 氏
(東邦大学医学部微生物・感染症学講座教授)
「今回の会議が第40回目となりますが、考えてみれば昨年の3月が第1回だったわけで、それから1年半経つわけです。その中で第5波を何とか乗り越えた状況の中で、次のステージに向かって大きなスタートが切れた状況が確認されました。
コミッショナーもおっしゃいましたが、安心・安全の中で早く100%の観客を入れた形でスポーツを楽しめるような社会に戻していかなければいけないという共通の目標があります。ただ、こういう時だからこそ慎重にならなければいけないし、段階的に進めていかなければいけないということは、よくわかっていることです。その中でJリーグとプロ野球が実証・検証していく作業がスタートするわけですが、1万人単位の観客を入れながら、それによるリスクを評価して、どれだけ安心・安全に制限を解除していくのか、非常に大事な検証になると思います。
決して油断して拙速にせず、1つ1つエビデンスを確認しながら解除していく方法を考えていかなくてはいけないと思います。
今日私が大事だなと思ったのは、ワクチンの2回接種。60%の方が2回接種をしていて70%の方が少なくとも1回目の接種をしていて、少なくとも70~80%の方の接種が見えてきています。これを進めていく中で、差別や不平等が無いようにスポーツ観戦ができるような仕組みを作っていかなくてはいけない、それがプロ野球とJリーグの大きな責任だと思います。
それと今日のデータで示されましたが、基本的な対策をしっかりとること、それが一番のベースになるということです。マスク、換気、距離、時間。それに加えてワクチン接種の割合を少しずつ増やしていくこと、それをしっかりと確認しながら、次のステージに向けてここ1~2か月で検証していかなければいけないと思います」

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