Jウォッチャー ~日本サッカー深読みマガジン~

【ニュース】第44回新型コロナウイルス対策連絡会議を開催。オミクロン株やゲノム解析で新たに分かったことについて情報共有。「日本を含めた世界各国が水際対策も含めて厳しい見方をしている(賀来座長)」「パニックになる必要はないし、今までの経験をしっかりと生かして冷静に対応していくことが大事(舘田氏)」

11月29日(月)、JリーグとNPB合同の「第43回 新型コロナウイルス対策連絡会議」が行われ、会議後にWEB上で記者会見が行われた。

会見には感染症専門家の賀来満夫 座長(東北医科薬科大学医学部感染症学教室特任教授、東北大学名誉教授)、三鴨廣繁 氏(愛知医科大学大学院医学研究科臨床感染症学教授)、舘田一博 氏(東邦大学医学部微生物・感染症学講座教授)、NPB(日本プロ野球組織)斉藤惇コミッショナー、村井満Jリーグ チェアマンが出席した。

会見での出席者の主なコメント(抜粋)をお届けしています。

※会見の電波状況により一部内容が聞き取れない箇所がありました。ご了承ください。


〇村井満チェアマン
「NPBでは日本シリーズが大変盛り上がる試合展開の中で、無事公式戦を終えられております。
Jリーグも残すところ1週間で最終節を迎え、いよいよ大詰めのタイミングでの連絡会議となりました。
国内では感染状況が落ち着いている状況であるものの、報道にありますように南アフリカ発のオミクロンと言う変異株についての脅威が伝えられている状況です。今日専門家の先生方からわかる範囲での情報の共有をいただきました。

また継続してゲノム解析を行っていますが、我々としてはなかなか予見できないデータを今日もいただきました。
またクライマックスシリーズにおける実証検証について、NPB側からVTシートの運営についてもご報告いただき、大変有用な会議となりました。
これで今シーズン一つ区切りがつくこととなりますが、キャンプと来シーズンに向けて、いただいた情報を元にしっかりと準備を進めたいと思います」


〇斉藤淳コミッショナー
「おかげさまで先週の土曜日で日本シリーズの終了をもってシーズンが終了しました。
日本シリーズでもワクチン検査パッケージを活用して、大体各球場の収容率の70%弱お入りいただきました。
今日は産総研さんの方から、神宮球場での巨人vsヤクルト戦での実証検証について、お客様のマスクの着用率についてのご報告がありました。
お食事等のタイミングではマスクを取りながらも、皆さんおおむねマスクをしていただいたという報告をいただきました。
来年度に関しては、制限なしを何とか実現できるように、その内容をパッケージシステムでやるのかもしくはMIX UPしてやるのか。MIX UPの場合であれば、入場時の問題はないのですが、分けるとなると(クライマックスシリーズや日本シリーズなどでも)6000人程度の方にVT席へご案内するのに時間がかかっています。政府が計画しているチェックシステムも12月から運用されるという話ですが、しっかり作って運用していただきたいと思います」

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