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【ニュース】Jリーグ公式試合における声出し応援の段階的導入についてメディアブリーフィングを実施。「ステップを着実に踏みながら、安全安心を確認した上で次のステップに進んでいく(野々村チェアマン)」

5月17日、Jリーグ公式試合における声出し応援の段階的導入について、メディアブリーフィングが行われた。

会見の冒頭、野々村チェアマンは次のように述べた。


○野々村芳和チェアマン
「3月15日にチェアマンに就任してから、次のステップにどう進んでいくのかということをリーグのスタッフやスポーツ庁・内閣官房の方と話を進めている中で具体的に一歩進めることができ、皆さんにお伝えできるようになりました。

コロナ禍の中で、どうやってゲームを成立させていくのかということでは、メディアの皆さんやサポーターの皆さんに本当に守ってもらいながら、僕はフットボールを守っていただいていると表現してきました。現在の世界の情勢や日本のコロナ政策を含めて、もう前に進んでいく事も必要であろうということは、当然ながらサッカーの現場ではサポーターを含めて多く語られてきたわけです。
今回、声出し応援エリアを作り段階的に導入することで、ステップを着実に踏みながら、安全安心を確認した上で次のステップに進んでいくことを説明させていただきます。

サッカーやJリーグにとっては、多くの皆さんが熱量を発散させることができこそいい作品になると思っています。現状、国内においては難しい状況ですが、1つ1つステップを踏んで先が見えるような状況に来ていると思っています。一方で国内においては、安全・安心を担保しないと参加できないというような方もおられると思うので、そこの線引きをどうやって運営サイドでマネジメントできるのかステップ1ではやっていきたいと思います。

政府の基本的な対処方針に基づいてどうやっていくのか今日も実行委員の皆さんと再確認した上で、みんなでサッカーを取り戻るために協力してやっていこうと確認できましたので皆さんにお伝えした次第です」

具体的な導入方法(ステップ①~ステップ③)については、黒田卓志フットボール本部長が説明を行った。

なお、6月上旬から行われるステップ1では、カシマスタジアム(6/4or6/11鹿島vs未定)と味の素スタジアム(東京Vvs岩手戦)で運営検証が行われ、ステップ2(7月)では過去に実証検証などの調査実績があるスタジアムで6試合程度実施され、ステップ3(8月中)では希望する全クラブで実施することができるようになる。ただし現在の政府方針で大声を出す場合は入場できるのはスタジアム全体の収容率の50%以下となるため、その実施する判断はクラブに委ねられることとなる。

なお、声出し応援のガイドランについては後日Jリーグ公式サイドでも公開されることとなる。

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