練習レポート:天皇杯2回戦岡山ネクスト戦へ向けて
週末の天皇杯2回戦、岡山ネクスト戦に向けたトレーニングが行われた。
4チーム分けの5対5の後は、昨日の中央大との練習試合に出場した選手以外は、韓国キャンプでも何度も見られた攻撃のイメージ付けのトレーニング。ボランチから両ワイドへ展開する形と、前線が相手の裏を突く形を入念に繰り返し、攻撃イメージの共有を図る。
天皇杯へ向け、工藤壮人が意気込みを語る。
「意気込みとしては、岡山ネクストはそんなに下に見る相手ではないですし、Jのエンブレムを持ったチームが来るわけで、相手をリスペクトして挑むつもりです。午後4時キックオフの試合、今日も練習をしてみて暑かったですし、立ち上がりから集中して入らなければ、勝敗がどちらに転んでもおかしくはないと思います。皆さんジャイアントキリングと騒いでいるので、そういう期待には応えないように良い準備をしていきたい」
大谷秀和には、この1カ月の中断期間を振り返りつつ、天皇杯への意気込みを聞いた。
「やろうとしていることは順調にできたと思います。少し怪我人が出てしまったのは、チームの人数が多くない上では、残念なところではありますけど、いる選手たちは試合に出るためにそれぞれがアピールしたり、質を高めるためにやってきたことはこの1カ月間、十分できたと思います。もちろん試合勘というところでは、中断前に戻すためには少し時間は必要ですけど、やろうとする意識の共有はより深まったと思うので、早く再開したいというのがありますし、まず週末の天皇杯は、その次の週に始まるJリーグに向けても良い形で入らなければいけないと思います。次のラウンドに行くことがトーナメントでは大事なので、まだ岡山ネクストの研究をしているわけじゃないですけど、どのカテゴリーのチームであっても、自分たちが最善の準備をして、試合に臨むことは大事なこと。そこはチームとして疎かにせず、相手がユースでも、J1のトップのチームでも、そこは関係なく試合に臨む準備をしたいと思います」
☆Today’s Pick Up Player 13 MF 高山薫
課題に挙げていたクロス精度の向上を意識し、中断期間はトレーニングに励んでいた。今日のトレーニングでは、サイドから高山の好クロスでゴールが生まれていたのが印象的だった。
「前半戦は、自信を持って蹴れない部分もあったんです。今は、うまくなったというよりは、思い切りよく蹴った時には良いボールが蹴れたので、その感覚は掴めました。ポジティブな気持ちでクロスを上げられれば、結構良いボールが上がるようになったので、そこは試合でも生かしたい」
クロスだけではなく、韓国キャンプ中に行った全南ドラゴンズとの練習試合では先制ゴールを決めるなど、ここ最近の高山の活躍には目覚ましいものがある。
また、7月8日は高山の誕生日。練習後には、こんなひとコマも。
ケーキを手に、選手、サポーターと記念撮影。
そして、26歳の抱負は以下の通り。
「柏に来て1年目なんですけど、今は試合にも出させてもらっています。今は良い位置にいると思うので、自分が試合に出ることからしっかりやって、チームの勝利に貢献して、あとは得点を取れるように頑張りたいです」