「柏フットボールジャーナル」鈴木潤

【無料記事】 「相手の嫌がる攻撃を意識していく」(工藤)[ヴィッセル神戸戦前日コメント] (942文字)(2014/08/15)

J1第20節ヴィッセル神戸戦 前日コメント

 

9 FW 工藤壮人

「神戸の攻撃は強力なので、そこをチームとしてどう抑えるか。どう良さを消すか。中盤も持てる選手がいるので、より相手にスペースを与えない。決定機的なパスを出せる選手もいるので。一番のベースは川崎戦のように、モンちゃん(レアンドロ)は自由に動きながら、5枚と4枚でスペース消しながら守りの形を作れればいいと思う」

 

―攻撃のイメージは横浜FM戦のようなビルドアップをしながら縦パスの出し入れをして、サイドに付ける形が理想的?

「もちろん中盤でタニ君(大谷)、クリさん(栗澤)のテンポに合わせながら、途中から相手のボリュームが落ちてきたら、(小林)祐介や秋野、ボールを持てる選手がテンポを作りながらボールを動かして、僕らとパス交換をしながら真ん中を崩すのは、僕もやりがいがあるし、マリノスも嫌がっていた。神戸戦でも相手の嫌な攻撃を意識しながら、バイタルエリア、ペナルティーエリアのところに入るという部分ではマリノス戦は手応えを感じた試合だったので、神戸戦も立ち上がりから自信を持って入れれば何の問題もなく、ゴールは取れると思う。そこは自信をもっていきたい」

 

―ラヌス戦のPKを取ったプレー、横浜FM戦のポスト直撃のシュート、そこに至る過程は、ともにレアンドロ選手に入った時に工藤選手がフリーランニングをして、裏へ抜け出したプレーからでした。あのようにレアンドロ選手に入った時の連携は以前には見られませんでしたが、ここ2試合では見られている。それは2人の連携が高まってきたということですか?

「ああいう場面はセンターフォワードが出してくれると信じて走らないといけない。そこは信頼関係がないとできないプレー。そこはモンちゃんにも要求していますし、ゴール前で一番良い状況を作り出すために、僕、モンちゃん、(高山)薫君が良い信頼関係で攻撃ができているのは、良い方向に進んでいることだと思います。以前は1人1人が孤立している部分がありましたが、センターフォワードに対してどうサポートしていくのか、両ワイドの選手を含め、僕と薫君が絡めれば良い攻撃ができる。そこは今週の練習でも取り入れていたし、意識して狙っていけという(監督の)メッセージだと思う」

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