「柏フットボールジャーナル」鈴木潤

【無料記事】 「フィニッシュで終えることを徹底する」(大谷)[ヴァンフォーレ甲府戦前日コメント] (904文字)(2014/08/29)

J1第22節ヴァンフォーレ甲府戦 前日コメント

 

7 MF 大谷秀和

「甲府は全員がしっかり守ってから攻撃に出ていくことが徹底されている。ミーティングで映像を見ても守備にかける人数が多いですけど、そこから前に出ていける走力を持っていて、困った時には前線には盛田さんがいて、高さだけじゃなくてボールを収めることができる。その間に上がる時間を作れるので、自分たちが変な形で奪われない、シュート、フィニッシュで終わることを徹底しなければいけないと思います。引いて守る相手にちょっと弱さがあるので、攻撃の時にみんながアイデアを出したり、強引にシュートを打つこともありだと思う。しっかり守るチームにはセットプレーも大事になる。自分たちは連勝がない中で、ただホームで成績が良いのはいいことなので、連勝できるように、その1勝をしっかり掴み取れればいいと思います」

 

―千葉、名古屋、ここ2試合の相手も引いて守ってきました。ただし、名古屋戦では千葉戦よりも攻撃のバリエーションを出せていたように見えましたが?

「そうですね。名古屋戦は追いかける形でしたし、千葉戦も延長で先に取られて、その後に強引なプレーも出てきましたから、そういうところは必要なのかなと思います。どうしても0-0の時にはイージーなミスをしないように慎重になっている部分があるので、ああやって名古屋の時も追いかけなければいけない時、バラ(茨田)が入って、テツ(太田)が入って、バラに関しては僕はニアを見ているから、攻撃の時はどんどんチャレンジをしていいと言っていました。バラが裏に蹴ったから、名古屋のラインが下がって、スペースが真ん中にできたというのもありました。強引なやり方でありましたけど、それがジャブのように効いてくる面もある。名古屋は高さもあり、シンプルなパスでは難しいというのはみんな分かっていましたけど、そういうプレーをやり通すことで相手に疲労を与えたりしますから。相手の前だけでプレーしていたら、あまりボールに食い付かないチームは楽ですし、そういう意味では、追い付いた時間帯の攻撃を甲府戦では最初からできればいいのかなと思います」

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