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「柏フットボールジャーナル」鈴木潤

【無料記事】【レビュー】 Jユースカップ予選リーグ 柏レイソルU-18 vs モンテディオ山形ユース「柏がスタイルをいかんなく発揮、5発快勝」 (2014/10/14)

10月13日 Jユースカップ 予選リーグ Aグループ

柏U-18 5-0 山形ユース

得点:15分 会津雄生(柏)、46分 大島康樹(柏)、71分 中山雄太(柏)、73分 伊藤達哉(柏)、88分 大島康樹(柏)

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柏U-18

GK21滝本晴彦、DF2熊川翔、3鈴木哲平、17中島玲央、20上島拓巳、MF4中山雄太(C)、13安西海斗、25下澤悠太、FW8会津雄生、9大島康樹、23伊藤達哉

 

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山形ユース

GK1摂津颯登、DF2油田陸斗、3佐藤魁人、4佐藤颯里、5鑓水隼、MF7鈴木星大、11大沼類、17渋谷理輝、19菅原佳佑、FW9高橋潤哉、10佐藤匠(C)

 

予選リーグ初戦の鹿島戦を1-3で落とした柏にとっては、決勝トーナメント進出には残り全勝して結果待ちとなるだけに、絶対に落とせない第2戦となった。対する山形ユースは今回が初戦。アウェイとはいえ、まずは白星を挙げて続く群馬U-18戦、鹿島ユース戦に向けて弾みをつけたい試合である。

序盤は出足の鋭い山形が、柏のパスワークのわずかなミスからショートカウンターを見舞う。山形にとっては上々の滑り出しだった。しかし、山形はしっかりとボールホルダーに対してアプローチにいく守備の仕方であるため、流れるようなパスワークで食い付かせては剥がすことに長ける柏が徐々に主導権を握っていく。15分には伊藤達哉のグラウンダークロスをGKが弾き、これを会津雄生が詰めて柏が先制する。

山形は柏に主導権を握られても引き籠ることはなく、陣形をリトリートをしながら3ラインをコンパクトにして、その中でプレッシングをかけていく。最終ラインも高く設定していたが、それが逆に柏のパスワークの餌食となり、ボールを奪いにパスが入ったところには行くが、そこではたかれ、背後を取られる。柏も山形がコンパクトに絞っているために、無理に中央をこじ開けようとはせずに、狙い通りに相手のマークをおびき出して綻びを作り出すと、マークの薄いサイドへ展開し、一気にスピードアップ。左サイドは会津雄生から中島玲央、右サイドは伊藤達哉から熊川翔と、両SBの猛然と駆け上がる攻め上がりから好機を作り出した。

ただし、下平隆宏監督が「良い形になりすぎて、最後のフィニッシュのところで、どこにも選択肢があったので、どこを選ぼうかとしている間に失敗してしまう感じ」と振り返ったように、狙った通りにパスをつなげて山形の背後を取れるので、ゴール前のシュートを打ってよい場面でも1つパスをつなぎすぎてしまい、結局は手詰まりになってゴールに至らないという状況に陥った。後半開始直後の46分に下澤悠太のスルーパスから大島康樹が追加点を挙げて2-0としたが、その後も圧倒的に攻め込むもののゴールだけが奪えない、そんなもどかしい展開が続く。

この試合で違いを見せていたのは右サイドに入った伊藤である。柏のポゼッションの中にあって彼の独特なドリブルは抜群のアクセントになっていた。「今日の試合は味方の選手からもどんどん行っていいと言われていた」(伊藤)との言葉通り、右サイドから積極的に仕掛け、個の力でマーカーを引き剥がし、数多くのチャンスを演出。71分にはドリブルだけではなく、スペースへ抜け出した中山雄太に絶好のスルーパスを供給し、3点目をアシスト。その2分後の73分には、左から会津と加藤颯人が完全にサイドを切り崩し、大島の落としを受けて自らのゴールで4-0とした。

大差をつけられた山形ではあったが、途中出場の青木耀太が後半にはカウンターから2本のシュートを放つチャンスも訪れたが、惜しくも枠を捉えることができない。ただ、こうして点差が開いた理由は実力差というよりは、山形と柏のスタイルの相性である。山形が自分たちのスタイルをかなぐり捨てて、“ベタ引き状態”でゴール前を固めれば失点は防げただろう。しかし、それをせずに真っ向からプレスをかけに勝負を挑んだことが、こうした結果になった。

そして88分には、またしも左サイドの会津と加藤の切り崩しから、大島がこの日2点目となるゴールで5-0。予選リーグ1勝1敗と星を五分に戻し、25日に予選最終戦の群馬U-18戦を迎える。

Reported by 鈴木潤

 

●試合後のコメント

下平隆宏監督

「今日は手塚康平、山本健司、白川恵士朗が怪我でしたが、代わりに出た選手たち、伊藤達哉、下澤悠太が良い働きをしてくれました。ただ、良い形になりすぎて、最後のフィニッシュのところで、どこにも選択肢があったので、どこを選ぼうかとしている間に失敗してしまう感じでした。Jユースカップでは初戦の鹿島戦を落としてしまったので、残りの2戦で勝点6を積んで、あとは神様にお願いするしかありません。でも今日もボールを放り込んで、セカンドボールを拾ってやみくもにやって得点を取って勝つのではなく、次につながっていかなければいかないので、それで勝点6を積み上げていこうと考えていました」

 

伊藤達哉

「自分はシュートはそんなにうまくないので、点を取るというよりはチャンスを作り出す、攻撃に関わるのが仕事かなと思っています。今日の試合は味方の選手からもどんどん行っていいと言われていたので、仕掛けていこうと、その数は意識して増やしました。今日は前半からチャンスはありましたが、いつもは人工芝のグラウンドで練習しているので、天然芝と違うと感じるシーンがありました。もっとアップの時に確認しておけばよかったですけど、それもあって前半のうちにあと2点ぐらいは取れたとは思います。でも日立台のスタジアムでやるとモチベーションも上がりますし、個人的にも楽しくプレーできました」

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