「柏フットボールジャーナル」鈴木潤

【レビュー】 J1第34節 アルビレックス新潟戦 「オーガナイズを重んじ、最後まで諦めずに戦った末の2-0勝利」 (1782文字)(2014/12/09)

出来としては、それほど良くなかった。特に前半は、新潟に押されがちで、金土日の3日間で新潟を往復し、鹿嶋へ移動という、短期間での遠征によって、少々疲れがあるようにも見えた。

新潟の出足の速いプレスに起点を作れず、レアンドロには収まるものので、そこから展開したところを新潟の守備陣に狙われ、ドゥドゥや太田徹郎は良いリズムでボールを触れない。ボールを触っても潰されてしまう。もしくは連携のパス交換が新潟の守備に引っ掛かる。

「新潟はハードワークをしてくるので蹴ることが多くなってしまった」(大谷秀和)

良い状態でフィードを蹴るのと、蹴らされているのとでは状況はまるっきり異なる。今回は後者だったため、単発感は否めず、そのセカンドボールを拾うのも新潟。相手のキーマンであるレオ・シルバには、大谷や小林祐介がチャンレジに行くのだが、強さと巧さを兼備したレオ・シルバにいなされると、柏のマークがずれ、小林裕紀や田中亜土夢、山本康裕にギャップを突かれていく。

(残り 1370文字/全文: 1789文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ