「柏フットボールジャーナル」鈴木潤

【レビュー】 YBCルヴァンカップ GS-6 柏 vs FC東京「浮き彫りになるリーグ戦との違い。グループステージ1試合を残して早々と敗退が決定」 -1663文字- (2017/05/25)

YBCルヴァンカップ グループステージ第6節

柏 0−1 FC東京

得点者:72分 前田遼一(東京)

●スタメン

GK桐畑和繁、DF今井智基、中谷進之介、古賀太陽、輪湖直樹、MF細貝萌、栗澤僚一、小林祐介、ドゥドゥ、FWハモン ロペス、ディエゴ オリヴェイラ

 

勝機は十分にあった。しかし、勝機があった中で勝利へつなげられない。ルヴァンカップの第2節以降続くその流れは“背水の陣”で臨んだFC東京戦においても、足かせとなって柏のグループステージ突破を阻んだ。

守備では4−4−2、攻撃では右サイドの小林祐介がインサイドへ入り、栗澤僚一と縦関係になる3−4−3の変則システム。準備期間が少ないとあって回数こそ多くはなかったが、リーグ戦同様、人に食いつくFC東京の守備の特徴を逆手に取り、「スカウティングでも後ろと前がバラバラにくるというので、その間を狙っていた」(小林)と、“トップ下”の小林とブラジル人選手3人が、間のスペースと幅を使いながら攻めに出ていった。

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