「柏フットボールジャーナル」鈴木潤

中山雄太の復帰は現状を打破するきっかけになるか「チーム力の向上とともにリーグ戦への流れを作っていきたい」【コラム】

広島戦では5試合ぶりに勝点3を手にしたことに加え、中山雄太がリーグ戦では5月20日の名古屋線以来、約5か月ぶりに復帰を果たした。彼の復帰は下位に苦しむチームに差し込んだ大きな光である。

「広島戦はやることも、試合展開としても3−0でしたし、気持ち的に楽に入れました」(中山)

与えられたタスクは、広島が前線の枚数を増やしてきたため、守備でも中央の枚数を合わせ、入ってくるボールに対して明確にチャレンジ&カバーをすること。比較的広島が右サイド(柏の左サイド)からの攻撃が多く、中山がロングボールを中央で競り合う場面や、ボールを収めて後方からアクセントになるパス、フィードを出す場面はほとんどなく、本人も「自分らしいプレーを出す場面はなかったですが…」とは言うものの、「まずは公式戦の雰囲気に入れたのは大きかった」と復帰戦の収穫を口にした。

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