「柏フットボールジャーナル」鈴木潤

この痛恨の敗戦を“決定力の差”の一言だけで片付けてはいけない/J1 第30節 柏 vs 名古屋【レビュー】

明治安田生命J1リーグ第30節

柏 0−1 名古屋

得点者:35分 前田直輝(名古屋)

●スタメン

GK桐畑和繁、DF小池龍太、鈴木大輔、中山雄太、高木利弥、MF江坂任、小泉慶、大谷秀和、FW伊東純也、瀬川祐輔、クリスティアーノ

 

4分、高木利弥の折り返しから江坂任が決定機を迎える。11分にも良いタイミングでゴール前に顔を出した大谷秀和がミドルシュートを放ち、13分には中盤の連携で名古屋の寄せを剥がした小泉慶のパスを受けて、瀬川祐輔が反転して左足シュートを狙う。そのほかにも伊東純也の突破とクロス、小池龍太のインターセプトからの攻め上がりで5対3と数的に上回った場面など、試合開始から20分までは“圧倒的柏ペース”だった。

この時間帯に先制できなかったことが後々まで響く形になる。

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