「柏フットボールジャーナル」鈴木潤

この2試合が来季以降につながると信じて、今は進むしかない/J1 第34節 柏 vs G大阪【レビュー】

明治安田生命J1リーグ第34節

柏 4−2 G大阪

得点者:11分 鈴木大輔(柏)、28分 渡邉千真(G大阪)、45分 瀬川祐輔(柏)、47分 中山雄太(柏)、63分 クリスティアーノ(柏)、アデミウソン(G大阪)

●スタメン

GK中村航輔、DF小池龍太、鎌田次郎、鈴木大輔、高木利弥、MF伊東純也、大谷秀和、中山雄太、江坂任、FWクリスティアーノ、瀬川祐輔

 

キックオフ直後、瀬川祐輔が相手ボールを引っ掛け、縦に伊東純也が抜ける。そしてスローインからCK獲得へ。2分のFKを奪った場面でも、米倉恒貴が無理にアデミウソンへのパスを通そうとした感はあるものの、サイドでの追い込みと挟み込み、そしてインターセプトからショートカウンターを繰り出し、さらに3分のゴール前のチャンスもまた、クリスティアーノの三浦弦太への守備から江坂任の抜け出しでG大阪の背後を取った。前節のC大阪戦に続き、立ち上がりの数プレーからも守備の狙いが明確に落とし込まれている印象を受けた。

その良い入りをした序盤の11分、CKのセカンドボールで鈴木大輔の鮮やかなヘディングシュートが決まる。得点直後のG大阪のキックオフでも、クリスティアーノ、瀬川祐輔、伊東純也でサイドへ追い込んだ一連の動きと、伊東の倉田秋に対する執拗なまでの守備もまた、岩瀬健監督が「ガンバの持っているものに対して、こちらがアクションを起こせるようにやっていきたい」と語っていた戦前の言葉が表現されていた。

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