「柏フットボールジャーナル」鈴木潤

第2回「夏に生じた混乱。リーグの順位は急落へ」【2018シーズンレビュー】

5月20日、J1第15節の名古屋戦。監督交代後、最初の試合は危ない場面も多く、内容的には課題の残る試合ではあったが、新監督就任からわずか1週間という限られた準備期間の中で3−2と結果は出せた。

監督交代直後、チームの雰囲気は前向きだった。

加藤望監督は「日々の練習から出し惜しみをせずに出し切ってほしい」とミーティングでは選手に伝え、走ること、戦うことを求めた。それは前体制では物足りなさの残る部分であり、新体制以後、練習から引き上げてくる選手の表情からは、明らかに以前と比べて“出し切った感”が漂っていた。

また、中村航輔のワールドカップ日本代表メンバー入りは、柏の選手としては明神智和以来12年ぶり。これもチームにとってポジティブなニュースだった。

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