「柏フットボールジャーナル」鈴木潤

アディショナルタイムの劇的決勝弾。柏が京都との好調対決を制する/J2 第4節 京都 vs 柏【レビュー】

明治安田生命J2リーグ第4節

京都 0−1 柏

得点者:90+3分 鎌田次郎(柏)

●スタメン

GK中村航輔、DF小池龍太、染谷悠太、鎌田次郎、古賀太陽、MF瀬川祐輔、ヒシャルジソン、大谷秀和、手塚康平、菊池大介、FWクリスティアーノ

 

0の時間を長くすれば、得点を取れるチャンスは大きくなると思います。そこでいかに焦れないで0の時間を長くできるか。そこへの手応えはあります」

これは京都戦前に話を聞いた染谷悠太の言葉だ。

無失点に抑えていれば、勝つ確率が高くなるのは当然である。しかし自分たちが主導権を握ったかに見えて、相手のワンチャンスであっさり失点を許したり、一旦歯車が狂い出すと耐えきれず、立て続けに失点をして試合を難しくしてしまった昨季のことを思えば、「0の時間を長くする」という作業は言うほど容易くはない。

今回の京都戦でも前半から難しい展開を強いられた。

前半は相手のビルドアップを前からはめにいくというゲームプランで入ったが、そこがうまく機能しなかった」(ネルシーニョ監督)

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