「柏フットボールジャーナル」鈴木潤

ゴール欠乏症に苦しむチーム。両SBの見解は…【コラム】

9試合で総得点はわずかに9。足踏みの続く岡山戦以降、3得点を奪った長崎戦を除くと、結果の出ていない4試合ではわずかに1得点しか挙げていない。

シュート数だけを見れば岡山戦11本、東京V戦21本、琉球戦12本、栃木戦18本と、本数こそある程度の数に達しているが、栃木戦後の大谷秀和の「ボックス内の決定機な場面で足を振った場面があったかと言われればそうではない」との言葉どおり、相手を完全に崩した形があったわけではなかった。

「点が取れていない」という焦りもあって、フィニッシュ、パス、クロスの質を欠き、さらに周りが見えなくなる悪循環も発生している。周りに良い状態の味方がいても使わず、相手守備陣が待ち構えるところに突っ込んでしまう、もしくは相手が陣形を整えて待ち構えているゴール前に簡単にクロスを放り込んで、跳ね返されるといった単調な攻撃の繰り返しがゴール欠乏症を招いている。

以下は、両SBの問題提起だ。

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