「柏フットボールジャーナル」鈴木潤

大谷秀和「それぞれが当たり前のことを当たり前にできるようにしないといけない」/J2 第18節 福岡 vs 柏【試合前コメント】

○大谷秀和

−愛媛戦を振り返って。

「愛媛はボールをつなぎたいチームだけど、それをやろうとすることでミスからピンチを迎えているというのがあったので、高い位置からプレッシャーをかけてボールを奪うというプランを持っていました。愛媛が3バックで来るか、4バックで来るか、そこを想定してプランを立てていたけど、なかなかピッチでやろうとしたことが反映されなかった。それがハマらなかったときにどうするのかが問題。監督から『前からプレスに行け』と指示が出て、行けるのならそれはそれでいいけど、それは後ろが付いていけていることが前提。ハマっていないのなら2トップを前から行かせるのを止める必要はあったし、それはピッチにいた選手がうまくいっていないというのを一番感じていただろうから、それぞれが頑張っているけど、個人個人の頑張りをチームとしてパワーにしなければいけない。そこが愛媛戦では足りなかったと思う。それぞれがボールホルダーに『行ったらはたかれるんじゃないか』『行ったら裏を使われるんじゃないか』と思ってプレーしていたら、ボールホルダーに良いアプローチはできない。中途半端に行けば、次のところも後手になる。その流れを1試合を通して変えられなかった。愛媛がやりたいことをやった試合だったし、自分たちが連勝して、首位のチームとの差を縮めるチャンスを自ら逃してしまったのは非常にもったいなかった」

(残り 3003文字/全文: 3590文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ