「柏フットボールジャーナル」鈴木潤

ラストワンプレーの劇的同点弾も「勝点3を取れなかった試合」と捉えるべき/J2第 18節 福岡 vs 柏【レビュー】

明治安田生命J2リーグ第18節

福岡 1−1 柏

得点者:17分 城後寿(福岡)、90+5分 江坂任(柏)

●スタメン

GK中村航輔、DF染谷悠太、上島拓巳、古賀太陽、MF高橋峻希、ヒシャルジソン、大谷秀和、江坂任、FW瀬川祐輔、クリスティアーノ、ガブリエル

 

攻撃に人数をかける、そしてより攻撃に安定感をもたらす」(ネルシーニョ監督)という狙いを持って、リーグ戦では第9節の栃木戦以来、9試合ぶりに4バックシステムを採用した。

「(4バックは)ポジションチェンジが起こるフォーメーション。SBが上がってSHが落ちたり、クリスと俺が変わったりということが起きる」(江坂任)

その狙いはキックオフ直後から顕著に表れ、立ち上がりに問題を抱えていた最近の試合とは異なり、さほど前から奪いにこない福岡の守備も相まって、柏は選手が近い距離感を保ちながら攻撃に圧力をかけていく。

しかし良い入りをしたにもかかわらず、17分の失点で流れは福岡に傾いた。

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