「柏フットボールジャーナル」鈴木潤

今季最多の4得点、3連勝で3位に浮上。同時に甲府という難敵相手だからこそ課題も浮かび上がった/J2 第21節 柏 vs 甲府【レビュー】

明治安田生命J2リーグ第21節

柏 4−2 甲府

得点者:36分 クリスティアーノ(柏)、45+2分 オルンガ(柏)、46分 佐藤和弘(甲府)、60分 江坂任(柏)、73分 佐藤和弘(甲府)、77分 江坂任(柏)

●スタメン

GK中村航輔、DF小池龍太、染谷悠太、鎌田次郎、古賀太陽、MFヒシャルジソン、手塚康平、クリスティアーノ、菊池大介、FWオルンガ、江坂任

この試合前、連勝中のシステムについて小池龍太に聞いた話がある。

「僕たちにしてみれば、変わっているようで変わっていない。でも相手からすれば変わっていないようで変わっている。それで相手もマークをつかみづらい。もっと高めていけば、より相手を手のひらの上で転がすような試合ができると思う」

基本システムは4−4−2だが、守備時には5バック、攻撃時には4−4−2、3−4−3、3−4−1−2にも姿を変える。その可変が状況に応じてスムーズになってきたことが調子を上げてきた理由の一つだと小池は言っていた。

今回の甲府戦も、千葉戦、山形戦に続き、前半に関しては申し分なかった。

36分にはクリスティアーノ、前半アディショナルタイムにはオルンガと、流れの良い時間帯で2点のリードを奪い、ハーフタイムを迎えたまでは良かった。

問題は後半の入りである。

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